理系教師の弟【ツイステ】

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そんなこんなでマジカルシフト大会当日。








ポムフィオーレ寮では、慌ただしく選手達がメイクをしている。








「毒の君(ロア・ドゥ・ポアゾン)、麗しのヴィル！今日も一段と美しいよ！」







「当たり前でしょ。今日のためにフェリシテ・コスメティックスの新作下地を手に入れたんだから」







『寮長、そろそろ入場行進の時間です。トップバッターは去年優勝のディアソムニア寮。







ポムフィオーレ寮はその次です』








Aがそう言うとヴィルとルークが振り返った。








「もうそんな時間ね。A、火傷の具合はどうかしら？」








『寮長の配合した火傷治しのおかげでもうすっかり』








「そう。なら構わないけど。それじゃあ行くわよ。アンタたち、アタシについてきなさい」








ヴィルがそう言うと、マジフトの選手達がスタジアムへ向かう。









観客席の方からは見に来ている人々の熱気と歓声で盛り上がっている。









しかし、ディアソムニアが入場してきたその時、大勢の見物人達が会場に押し寄せてきた。









「な、なんだあれ！？パレードめがけて突進してくる奴らがいるぞ！？」







「う、うわああ！体が勝手に……どけ！どけ〜〜！！」







「逃げろ！押しつぶされるぞ！」

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