・ ページ7
リーチ兄弟から逃げ切ったA達は、メインストリートまできていた。
「はぁ、はぁ……怖かったんだゾ。なんなんだ、アイツら？」
「ボクに聞かないでくれ。１年の頃からあの２人は得体が知れなくて苦手なんだ。
何度Aに助けられたことか……」
『私も、あの二匹は苦手だ……』
Aとリドルが表情を強ばらせながらそう言う。
「あの２人は攻撃したら報復が怖そうなカンジだね」
「オレなら狙わねえかな」
皆もそれには同意の表情だった。
「じゃあ、そろそろ日が暮れそうだし、次は本日最後のけーくんチェック。
サバナクロー寮のジャック・ハウルくん。１年生。
運動神経抜群で、ありとあらゆる運動部からスカウトが殺到してるって噂」
「この時間ならもう寮に戻ってるかも知れないな」
「ああ、もう５時か。ハートの女王の法律・第３４６条『午後５時以降は庭でクロッケーをしてはならない』
ボクはいったん寮に戻るよ。目を離すとルール違反するやつがいるからね。
Aは置いて行ってあげるから、そっちは任せたよ」
Aはリドルの言葉に頷いた。
「ちったぁ丸くなったかと思ったのに、相変わらずなんだゾ」
「うっ……。こ、これでもだいぶ、かなり、ルールを緩くしてるつもりだけど」
「うんうん、前よりかなーり優しくなったよね」
『真面目なところが、主の良いところだ……』
「フッ……ありがとうねA。じゃあそちらは頼んだよ」
リドルはそう言って寮へ帰っていった。
「んじゃ、オレたちがサバナクロー寮に行ってみよっか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 861人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅こんぶ | 作成日時：2020年6月30日 12時
