人の皮を被った鬼陸【ヒロアカ】 (ページ28)

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通形「あ、そうだサー！ケガの功名というか…新しい情報を得ましたよね！治崎には娘がいます！」

サー「娘？」

緑谷「エリちゃんと呼ばれてました。手足に包帯を巻かれていました…

とても怯えていた。何もわからないけど…助けを求めてた…！どうにか保護してあげられていたら…」

その時、Aが緑谷の額に強めのデコピンをした。

緑谷「痛っ！」

『傲慢な考えはやめなさい、緑谷少年。貴方の気持ちはわかるけどね』

緑谷「……そんな…」

サー「A嬢の言う通りだ。事を急いては仕損じる。焦って追えば益々逃げられる。

助けたい時に助けられるほど貴様は特別じゃない。現在こちらも他事務所とのチームアップを要請中だ。

まず相手が何をしたいか予測し、分析を重ねた上で万全の準備を整えなければならない。志だけで助けられるほど世の中甘くはない。

真に賢しい敵は闇に潜む。時間をかけねばならない時もあると心得ろ。

今日のところは３人、事務所へ戻っていろ。A嬢、風邪を召される前に着替えておくように。

バブル行くぞ」

バブル「あっはい！」

『…私達も帰りましょうか』

通形「そうだね。行くぞデク」

緑谷「はい…」

こうしてインターン１日目は終了した。