時をとめて３【ヒロアカ】 (ページ32)

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オールマイトが事実上の引退をし、数日が経った。

そしてそんなある日、学校から自宅に１本の電話が届いた。雄英からだった。

丁度仕事で家にいない親の代わりにAがその電話に出ると、その声は相澤からだった。

『はい……時城です』

相澤《その声、本人だな。怪我の方はどうだ？》

『傷……開いちゃって、もうしばらくはまだ治りそうにないです……』

相澤《開くようなこと、何したんだよ……まぁいい。明日、お前の家に行く。家庭訪問ってやつだ。

話さなきゃならないことがある》

『話さなきゃならないこと……？』

相澤《あぁ。雄英は、生徒全員を全寮制にしようという話になった。その話について、ご両親と話をし、了承を受けたい。

お前の家にもFAXは送っといたはずだが……》

『両親、オールマイトの引退からピリピリしてるんで、もしかしたら捨ててしまったのかもしれませんね……』

相澤《そうか……とりあえず、会って話しがしたい。明日行くとご両親に伝えてくれ》

『わかりました…失礼します』

Aは受話器を置いて部屋に戻った。

『全寮制……帰ってきたら、話さなきゃ』