時をとめて【ヒロアカ】 (ページ8)

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８．ページ8

中に入るとそこはまるでテーマパークのような場所だった。

切島「すっげー！ＵＳＪかよ！」

１３号「水難事故、土砂災害、火災、暴風、etc……

あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も……

嘘の災害や事故ルーム！略して、ＵＳＪ！」

Ａ組「「(本当にＵＳＪだった……)」」

相澤「１３号、オールマイトは？ここで待ちあわせるはずだったんだが……」

１３号「先輩、それが……」

相澤と１３号が何やら小声で話していて、それは生徒達には聞こえていなかった。

相澤「仕方ない、始めるか」

１３号「えー始める前にお小言を１つ２つ。３つ４つ５つ……」

Ａ組「「(増える……；)」」

１３号「皆さんご存じとは思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んで塵にしてしまいます」

緑谷「その個性で、どんな災害からも人をすくい上げるんですよね！」

１３号「えぇ、しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう個性がいるでしょう。

超人社会は、個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。

しかし１歩間違えれば、容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。

相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。

この授業では心機一転！人命の為に、個性をどう活用するかを学んでいきましょう。

君達の力は人を傷つけるためにあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰ってください。

以上、ご静聴ありがとうございました！」

生徒達は１３号の話が終ると１３号に向け拍手した。