時をとめて【ヒロアカ】 (ページ18)

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１８．ページ18

恐怖で固まっている時、主犯格と先ほどの黒いモヤが話し出す。

遠くからであまり話している内容はあまり聞こえなかったが、「帰る」という言葉だけはしっかりと聞こえてきた。

峰田「帰る……？帰るっつったのか今っ？」

梅雨「そう聞こえたわ……」

峰田「や、やったよっ！助かるんだ俺たち……！」

梅雨「えぇ……でも、気味が悪いわ」

緑谷「うん……これだけのことをしといてあっさり引き下がるなんて……」

『取り敢えず、連中がいなくなるまでは気を抜かずにっ＿＿＿＿＿＿＿』

そう思った瞬間、主犯格の一人がこちらに襲いかかってきた。

『っ！』

Aは咄嗟に蛙吹を庇ってしまう。

梅雨「Aちゃんっ！？」

死柄木「へぇ……さすがヒーロー志望……俺じゃなかったら惚れてるよ。

でも残念だな……お前はここで死ね」

Aの目の前には、先ほど相澤の肘を崩した手が目の前まで迫ってきていた。

その時、Aの頭にはただ「死」の文字が浮かびあがった。

しかし男の手が触れかけたその瞬間、ギリギリのところでその手は止まった。

死柄木「チッ……ほんと格好いいぜ。イレイザーヘッド」

相澤は脳無に顔を潰されそうになりながらも男の個性を消してAを守った。

その瞬間緑谷がその男を殴ろうと飛び出した。

緑谷「スマーッシュ！！」

緑谷の超パワーは直撃したと思われた。しかしそれは、脳無によって防がれていた。