日常:W ページ1
「おはよ」
渡「………おはよ」
「おっそいなぁ！もう12時だぞ？！昼！しっかりとした昼！」
渡「お前こそ休日なんて昼まで寝てるじゃん。急にどうした？」
「明日の朝メシ作れって言ったのは誰だ？」
渡「………え？俺そんなこと言った？」
「お前ってやつは……」
渡「……あっ、もしかして、ハワイのやつ？阿部と照にはやったっていう……」
「そうだ！まさにそれ！明日お前やれ！って言ってたじゃん」
渡「えっ、まさか本気でやってくれると思わなかった！つーかお前断固拒否してたじゃん！」
「気が向いたから開催したんだよ」
渡「……わかった。昨日のバーベキューで俺らに対する感謝がこみ上げてきちゃって、なんかしてやろうと思ったんだろ」
「図星突いてくんのやめろ。てかわかったなら黙っておいてやるくらいのカッコよさ見せな！」
渡「えーマジ？A可愛いとこあるじゃん！」
「可愛いとこしかないんだよ？」
渡「そういうのいいから」
「なるほど、昼食は自分で用意する、と…」
渡「あぁ！悪い悪い、謝るから作ってって」
「……言葉が酸素並みに軽いんだよな」
渡「悪かったって。俺今わりと嬉しいと思ってんだよ」
「……と、まあ。実はもう作っちゃってあんだわ」
渡「え、」
「全員分作ったし、なべしょが最後だから」
渡「……んだよ」
「そんであたしはもうバイトなの。だから自分であっためてご飯よそって食べて！」
渡「は？…おい！」
「フライパンに入ってるから！ガパオライスだよ！」
渡「ガパオライスって……タイ料理だぞ！！」
「えっ？！マジ？ハワイじゃないの？！」
渡「このバカ！」
「言い返したいけど今回は事実だし、もう時間ヤバイんだった！行ってきます！洗い物やっといてってだてさん言ってた！じゃーね！」
渡「はいはい行ってらっしゃい」
慌ただしいやつ。朝の挨拶を交わして、ものの２分程度で出かけて行った。まあ昼だけど。
Aが食事を用意してくれたと知って、情けなくも浮き足立ったけど、それは俺だけのためじゃなかった。
そんなこと当たり前だし、残念に思うのはお門違いなのに。
気のせいか、少し、ガッカリした。
渡「……あいつ、普通に料理できんじゃん」
ハワイ料理じゃなかったけれど。
渡「美味いのが悔しいわ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 716人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すずの(プロフ) - しょっぴーしんどみが深いです！ (2019年5月5日 2時) (
レス) id: 0281d1cc7e (このIDを非表示/違反報告)
もやし(プロフ) - 改めて最初から読み直しました！！しょっぴーが切ない…。しょっぴー頑張れ！！笑 (2019年1月25日 1時) (レス) id: e09021bb44 (このIDを非表示/違反報告)
とみちゃん(プロフ) - あなたの紡ぐ文章が読めて嬉しいです、応援してます。 (2019年1月25日 1時) (レス) id: df9c0b9860 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近は更新が毎日あって寝る前の楽しみになっています！無理せず頑張ってください！本当に文章やストーリーがお上手で感動します（；＿；） (2019年1月24日 1時) (レス) id: 32bd2067cf (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこけし(プロフ) - 阿部担だけど、なべがものすごく気になってしまいます…(笑) 物語もいよいよ佳境ですが、メンバー目線もっと読みたいです♪ 更新無理せず頑張って下さい(*´∀｀*) (2019年1月23日 17時) (携帯から) (レス) id: b63c0386f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おかゆ
| 作成日時：2018年12月18日 4時
