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1年の終わり、終業式を迎えた。
今年の最優秀の寮はスリザリンかと思われたが、校長の采配によりかなりの点を加点されたグリフィンドールが最下位からの大幅な追い上げをみせ、見事優勝した。
「グリフィンドールに優勝カップを！！！」
凄まじい歓声が大広間を包む。
隣で不機嫌そうにしている友を宥めながら、僕も心からの拍手を送った。
スリザリン生には……少し、
いや、かなり同情したが。
『来年も楽しみですね、セブルス』
「………ふん」
・・・・・・・・・・・・・・
『休暇かぁ……、
今年もホグワーツに残りますか？セブルス』
終業式が終わり、生徒達を乗せた列車が遠のくのを見守りながらセブルスに語りかける。
すると、カサっと手紙らしきものを渡された。
『ん？なんですかこれ？』
「まぬけなフクロウが間違えて吾輩の部屋に届けていたものだ」
半ば押し付けられるように渡されたそれにはRと書かれていて、僕は慌ててそれを開ける。
『………は、』
その内容を見て僕は自然と頬が紅潮するのを感じた。
「…………早く行ってやれ」
不器用な言い方をして、バサッとローブを靡かせながら去っていくセブルス。
僕は頷いて出口の方へ走り出した。
"列車がホグワーツを出る時間に、校門で待っている。"
息を切らしながら階段を駆け降りる。
どうしようもなく幸せで、呼吸は苦しいのに頬が緩んで仕方なかった。
かなりの距離を走り、やっとホグワーツの校門が見えた。
校門の横に、愛しい鷲色の頭が見える。
『リーマス！！！』
「A！！！」
目の前の彼に、僕は力いっぱい抱きついた。
あぁ、幸せだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈賢者の石、fin┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
