十二、準備中 ページ12
モンドside
「おー。やっぱ、明石海峡かっけー」
地元である、淡路に帰って来た。
やっぱり、明石海峡大橋は偉大。かっけーなぁ。
主役である、おさななくんこと坂田 明……まぁ、俺はあきって呼んでる訳だが。そいつは、夕方くらいに帰って来るらしい。
それに向けて、俺たちは誕生日会の準備をすると言う訳だ。
「……ただいまー」
「遅いわ！ 兄貴もはよ手伝え！」
「うるせぇ、分かっとるっちゅーねん」
俺の声に叫んで返して来やがったのは、弟の圭人。俺は、けいって呼んでる。
つーか、関西弁はやっぱりつられるんだよなぁ……。
「で？ 俺は何を手伝うんだよ」
「いや、なんで標準語やねん。兄貴、料理は？」
「ある程度なら……？」
「んじゃ、母さん手伝っちゃりー」
「りょーかい」
けいの標準語ツッコミは、華麗にスルーしていく。
こんなのいちいち拾ってたら、キリがないからね。
あれだ、けいはチビ。160cmくらいじゃなかったっけ？……あれ、もうちょいあったっけ？ まぁいいや。
俺は、キッチンに居た母さんの手伝いにまわった。
午後5時。
すでに日は傾き始めている。
あきの親父さんが、自分の携帯を見て俺たちに声を掛けた。
「橋の写真や！ もうちょいで帰って来んで！」
そんなに叫ばなくても……と言うのは禁句だ。
部屋の電気を消し、全員がクラッカーを構える。
……ちなみに、毎年、同じようなことをやっているので、よく飽きないな、と思う。
まぁ、考えるのは面倒だし良いんだけど。
この前の俺の誕生日。
あまりにも去年と同じだから、大して反応しなかったら、全員から大ブーイング食らったんだよなぁ……解せぬ。
驚いて欲しいなら、工夫しろっての。なぁ？
そんなことを考えている間に、ガチャっと玄関の開く音がした。
「ただいまー！……あれ、お邪魔しますか？……まぁええや！ えーっと……」
なんて、あほ丸出しの独り言が聞こえてくる。
この声、最近聞いた気がするなぁ……なんて思ったが、まぁそんなハズは無いだろう。
ガチャっと、部屋の扉が開く。
それとほぼ同時に、けいが部屋の電気をつけて、全員で一斉にクラッカーを鳴らして、言った。
「「「「あき/明/明くん、誕生日おめでとう！」」」」
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カジュ(プロフ) - 櫻子さん» わ、ありがとうございます！ 頑張らせていただきます！ (2020年3月17日 16時) (
レス) id: 4a476ea6fc (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - 合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！ (2020年3月16日 11時) (レス) id: 4de55d417a (このIDを非表示/違反報告)
カジュ(プロフ) - そらるなさん» 楽しんで頂けたようで何よりです^^* 評価もありがとうございます！ はい、頑張らせて頂きます！ (2020年3月2日 15時) (レス) id: 4a476ea6fc (このIDを非表示/違反報告)
そらるな(プロフ) - 初めて見させていただきました。男主が結構好きで見てるのですが、とても楽しく見せていただきました！星10つけさせて頂きますね！更新頑張ってください！ (2020年3月2日 13時) (レス) id: 4a84e506c1 (このIDを非表示/違反報告)
カジュ(プロフ) - （＾ω＾）おっ。さん» こんにちは！ 作者は「死にたがり要素、薄くね？」ってなってたりするんですけどね() 星10!? こちらこそありがとうございますですよ！ おー、そらるさん推しでしたか！ はい、ありがとうございます！ 更新頑張りますね！ (2019年12月20日 17時) (レス) id: 4a476ea6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジュ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kajyu/
作成日時：2019年11月9日 14時
