守りたい背中【男主】 (ページ34)

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ある日のタピオカ(前編)3 ページ34

「あ！将洋さん、祐希さんストップ！」

後ろからよく通る声で、ちーが俺たちに待ったをかけた。

マサさんと同時に後ろを振り返ると
手を繋いだままの2人がいた。

ちーはあるお店を指差して、目をキラキラさせているのに対して
有志はなんだかお疲れ気味の様子。

「俺良さげなタピオカ見つけた！」

子どもみたいに嬉しそうにはしゃぐちーをマサさんに任せて
俺は有志に「大丈夫?」と声を掛けた。

彼はちーと繋いでいた手を離して
俺にガシッと抱きついてきた。

「ちーが俺と手繋いどるから言うて、タピオカ探しに夢中で全然前向いて歩いてくれへんかった…(泣)」

なるほど、ガキみたいなちーに有志は振り回されたってわけね(笑)

俺はそんな2人を容易に想像できてしまったことに
クスッと笑ってしまいつつ
「有志、お疲れ様」
と彼に労いの言葉を掛け、頭を軽く撫でてやった。

すると彼は急にいつものように無邪気に笑って
「祐希さんありがと～」と言ったのだった。

有志は扱いやすいな、と思いつつも
俺には彼の素直で真っ直ぐなところが
眩しく思えて仕方なかった。

俺は有志のそういうところが好き。

これからも腐らずに
ずっと変わらないでいてほしいな。

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ども、天然水。です！

最近更新がガクンと落ちてしまい申し訳ないです。
ここんとこ、ちょっと体調が悪くってですね…
なかなか文を書く手が進まないー
って感じだったんですけど、復活いたしました!!

更新頻度はそんなに高くないかもしれませんが
これからも引き続きよろしくお願いします。

あ、あとタイトル変えました！