【ハイキュー】私はただのコンビニ店員なんだが2

○。休憩36 ページ37

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き、来ちまったぁぁぁぁぁあ！！！





サラサラの茶髪ヘア。無駄に整った顔立ち。
無駄にある身長。

そして無駄にイケボ。


無駄にモテ要素ばかり揃えた兄が、食堂に姿を現す。




しかも横におはすは茂庭くんではないか！！
私たち姉弟には圧倒的に不利な状況！！


ど、どうする！？




え、てかあいつここに来た目的とか言ったんかな。


言ってないんならワンチャンあるけど…！！





「ふーん、やっぱ変わんねぇなぁここも」

「え、梅原選手もここで練習を…？！」

「え、てか宮城出身だったんですか！？」

「ん？おう、実はな」




そうそう、兄貴は他の選手と比べて自分の個人情報はあまり公にしない。

実際のところ出身地どころか年齢すら公表してなかったはずだ、たぶん。



まぁ理由は多々あるんだろうけど、よく知らん。




と、そこへ…





「…ん？君は…」


「…え、えぇあぇ！！猫又監督！！」


「おお、やっぱり君か！梅原君」






監督勢がやってきて…………

え？？



兄貴が目を輝かせて猫又監督に近づいて握手した。

猫又監督も、細い目をさらに細めて笑顔で握手している。




ん？んんーーー？？

え、どういうご関係？




堅治と共に身を小さくしながら様子を伺う。


周りのみんなも「え？」みたいな顔で
ポカンとしてる。


他の監督さん達も。




「え、お久しぶりです！お元気そうで何よりっすよ！！」

「あぁ、君の活躍もテレビで観てるよ。凄い男になったもんだ」

「えー、それは監督のお陰ですって！」




キャピキャピと再会？を喜ぶ2人。

すると、恐る恐ると言った様子で黒尾くんが2人に近づいた。




「え、あのー…？」

「ん？」

「お、お二人はどう言ったご関係で…？」




皆が聞きたかった。しかし聞き辛かった質問を恐る恐る口にだす。

するとアイツはなんでもないことのように、
キョトンとした顔で言い放った。



「え？高校時代の監督だけど？」



「…………へ？」



「あー、俺。公表してないけど音駒出身だからさー」





一瞬静まり返る空間。


しかし、次の瞬間、みんなの目が見開かれた。







「「「「っええええええ！！！？？？」」」」

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