○。休憩16 ページ17
「じゃあとりあえず、先に体育館の方へ行っていてもらってもいいかな？」
「わ、わかりました…」
これ以上話すと確実にボロが出る。
絶対。間違いなく。
「1人で戻れるか？」
「う、うん。たぶん…」
黒尾くんから聞かれて曖昧に頷く。
元来た道帰るだけだもんね。
別に階段とか使わないもんね。
大丈夫だよね。
たぶん。
「いやたぶんってお前な…。」
「だ、大丈夫だって！じゃあね！」
小声で言って逃げるように部屋から出る。
あ、もちろん出るときは「失礼しましたー」って言ったよ？ほら、私って礼儀正しいからさ！
廊下に出て一呼吸する。
なんとか身バレは防いだ。あとは体育館に行って頃合いを見て帰ればいいだけ。
「大丈夫…大丈夫…」
呪文のように呟きながら廊下を進む。
えーっと、確かここを曲がれば渡り廊下が見え………
ん？
あれ？
あれあれ？
「なんかー…違う？」
いや誰に聞いたの私
「えー…？」
目の前に出てくるの渡り廊下が出てこない。
それどころか目の前のコレはたぶん図書館だ、図書館。
私何しに来たんだよ。勉強か？
とか言いつつ学生時代にも図書館で勉強した記憶とかないけどな。
てかたぶん自分の学校の図書館の場所知らなかったよ、あの頃の私。
「え、ここどこ…？」
大丈夫とか言った3分後に迷うとか笑えない。
ついこないだ、塩と砂糖間違えてキムチ鍋作った時以上に笑えない。
一口食べた時の兄貴達の顔やばかったなぁ
こんだけ一緒にいても見た事ない顔ってあるんだなと思ったよ
私も食べたけどね、この世に生みだされたのが間違いだった味がした
「誰かに道聞かなきゃ…」
そう1人呟いて____ふと振り返ったその時
「っ！？わ！」
「っ…！」
思いっきり_______何かにぶつかった
いや、たぶん人だろうけど
てか絶対、人だ
「っす、すみません！」
反射的に謝って顔を上げた
真っ先に目に入ったのは_____薄紫のジャージ。
続いてがっしりとした体__
整端な顔立ち__
「いえ、こちらこそ。すみません」
形のいい口から漏れた声もなんだかとてもセクシーで、こいつはモテると確信した。
もちろん初対面なんだけど。
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naonao(プロフ) - この話めっちゃ好きです！ (2021年10月18日 17時) (
レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
おたくおむらいすボケぇ(プロフ) - このお話大好きです！！夢主ちゃんの毒舌度が好きです！！後,僕もねいまーるさんに拍手を送ります！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2021年3月21日 21時) (レス) id: f95a633101 (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - サクラやん？さん» すみません、話を進めるために設定に入れさせて頂きました。今後の参考にさせて頂きますね、ありがとうございます(^_^;) (2020年2月2日 7時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
サクラやん？(プロフ) - なんか、不良グループとかそういうので面白さ半減、中二病な設定なくしたら面白い。 (2020年2月2日 0時) (レス) id: 057c457e4d (このIDを非表示/違反報告)
ねいまーる(プロフ) - メイリ―さん» 何度も見返して頂いて本当にありがとうございますー！続編準備出来ましたのでそちらも楽しんで頂けたら嬉しいです！！ (2020年1月31日 22時) (レス) id: d13fa39a3d (このIDを非表示/違反報告)
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