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■シンデレラ救出大作戦 ページ12
꙳★*ﾟ
「暇、だなぁ」
Aは広い自室で一人、ポツリと呟いた。
何も無い部屋。
『外から出てはいけない』
そういった時の父、国王の顔。
そしてその隣でくすくすと笑い、
『国王様ぁ。私
と気味悪い声で話す《悪役》、ロゼッタ。彼女はAの方を見ると、もう一度くすくすと馬鹿にするように笑い、国王と共に去って行った。
Aにはあの二人に逆らう事ができなかった。
だが、何も知らずに生きている訳では無い。
自分が《シンデレラ》であると知っているのだ。
暇を持て余し、何もする事がないたったひとりぼっちの少女
彼女は、シンデレラの謎の全てを知っている─────。
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作者名：芽瑠くん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mokabrown2/
作成日時：2021年6月20日 13時
