７話 ページ7
女子１「ソフィア様、なぜあんな田舎ものなんかを誘ったのですか…？」
ソフィア「あら？私の考えに口出し？」
その場の空気が凍る。
それを察した女子が必死に彼女に許しを請う。
ソフィア「まぁ、いいわ、聞かなかったことにしてあげる。そうね、あの子気に障るのよ。
それだけ、理由なんてないわ。」
彼女は天使のような笑顔でそう答える。
『あの方がマレウス様の…』
ヒソヒソと話し声が聞こえる。
周りはマレウス・ドラコニアの婚約者である彼女が気になって仕方がないようだ。
しかし、彼女はまだ婚約者『候補』まだ自分にも望みはあると皆、希望を持っている
彼女の取り巻き立ちも同様、彼女と仲のいいふりをして彼と仲良くなる機会をうかがっている。
しかし、そんな中でも彼女は余裕を持っていた。
誰にも許されない彼の隣。
彼の隣に並べることはこの学校の生徒においてまさに叶えたい夢だ。
しかし、どれだけ好意を寄せても叶わない恋。
でも私は違う、彼と話すことを許され、名前も覚えてもらえている。
名前すら覚えてもらえていない女たちがいくら揃っていても無駄。
私には勝てない。他の女など相手になるはずもない。
最後に彼の隣に立つのは私だと、そう確信している。
ソフィア「マレウス様…」
小さくそう呟く彼女の声はゾッとするほど狂気的で美しい。
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ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (
レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です！！！これからも応援してます！！！ (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ！でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………！短編なのにぞくっとしました。面白かったです！！ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マレウス美味しいｐｒｐｒ
| 作成日時：2020年5月15日 11時
