４話 ページ4
A「あのっ、昨日は大変申し訳ありませんでしたっ！！！ああいう場に不慣れなもので、履きなれないヒールにバランスもとれず…。まぁ、でも一番の原因はマレウス様に熱狂的な女性たちのせいなんですけど…。なので命だけは…ッ！！命だけはぁッ…！！！」
なんか余計なことまで言ってしまった気がするが、本当のことだし仕方ない。
マレウス「お前、本当に謝る気があるのか？」
あ、あれ〜？私の全力の謝罪全く伝わってない、なんで！？
A「えぁ、あ、あのっ…」
マレウス「いや、そんなことよりも、ここは独りで過ごせてお気に入りの場所だったんだがな」
独り？あれ？もしかして、マレウス様って…。
A「友達いないんですか？」
そういった瞬間、空気が凍るのを感じる。
やばいこれは地雷を踏んでしまった。
マレウス「よほど命が惜しくないと見える。まぁいい、金輪際ここに近寄らないのなら見逃してやる」
すべてを見透かしたような、冷たい瞳で私を見つめる。背筋が凍るのを感じた
でも、それ以上に、ムカついた。なんでこの男はこんなにも上から目線なんだ！？
A「お言葉ですがマレウス様…そんな高圧的で上から目線だから友達ができないんですよッ！！」
マレウス「なに？」
ギロッと睨まれる。
だがこんなことで屈する私じゃない！ここまで来たら言いたいこと全部言ってやる。
A「どうせ昨日のパーティーもやっと誘われたんでしょう！？いつもは誘われないのに昨日は誘われたからってテンション上がって参加したんでしょ！？それにここに来るのに貴方の許可なんて必要ないんですよ―だ！！」
思い切って言ったはいいもののマレウス様から放たれる空気が怖い。
おどろおどろしいというか、この世の邪悪をすべて解き放ったような。
端的に言えばものすっっっっっっつごく怖いッッ！！！！！！！！！
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ユイ - やっべえ最推しが仕事してるわ愛してるぞマレちゃん (2022年10月30日 1時) (
レス) id: 546cca6b35 (このIDを非表示/違反報告)
miog553(プロフ) - マレウス様にしかなし得なさそうなこと盛りだくさんで面白かったです。完結ありがとうございます。ちなみに、これはハッピーエンドではなくメリーバッドエンドだと思うので、よければその概念を知っていただければ幸いです。☺︎ (2022年7月23日 14時) (レス) @page28 id: 74fab90c50 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - ハッピーエンドおつかれ様です！！！これからも応援してます！！！ (2020年11月15日 0時) (レス) id: e127b99774 (このIDを非表示/違反報告)
ノアネコ(プロフ) - マレウスこっわ！でもまじで好きです() (2020年8月30日 19時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 私は「ハッピーエンド」に対して固定観念を抱いていたようです………これも、この小説の、マレウス・ドラコニアのハッピーエンドなのですね………！短編なのにぞくっとしました。面白かったです！！ (2020年7月23日 15時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マレウス美味しいｐｒｐｒ
| 作成日時：2020年5月15日 11時
