マレウス・ドラコニアは狙った獲物は逃がさない

22話 ページ22

長期休みとは言ってもその分大量の課題が出るわけで、その課題のおかげで休みの大半を費やしてしまったため、休みも残り数日となってしまった。




A「でも、今日は久々にみんなに会える」



そう、今日は久しぶりの同窓会なのだ
楽しみで心が躍る、少し気合を入れてオシャレだってしてきた。


「A〜〜っ！！こっち！こっち！」


名前を呼ばれた方を見ると、もう数人集まっていた。


A「うぁ〜みんな久しぶり〜」

「本当に久しぶりだね〜」

「どうなの、学校の方は」


やはりみんな、学園のことが気になるのかその話になると食い付きがすごい

A「えっ、なに、なに、何でそんなに食いつきすごいの」

「だって〜、ナイトレイブンカレッジとの繋がりもできるんでしょ！？」

「最高じゃん！！イケメンが多いって聞くし！」


で、どうなの？とグイグイと迫られる。


A「ん〜、特になにもないかなぁ」


「え〜〜、つまんなぁい」
女子全員がガッカリとした雰囲気になる




「じゃぁ、気になる人とかいないの？？」

A「えぇ、いないかなぁ」


そう答えた時、友達の1人がニヤニヤとしだす。


「それは初恋が忘れられないってやつですか〜〜？？」


ニヤニヤとしながら肩をツンツンと突いてくる。


A「ちがっ、そんなんじゃないからっ！！！」



その時後ろから「なに盛り上がってるの？」と透き通るような低い声で話しかけられる


「Aが初恋を忘れられn」


慌てて友人の口をバッと手で塞ぐ


A「いやっ、何でもないからっ！！！」


「そう？」というと男友達から呼ばれたのか、彼は行ってしまった。


「早速、初恋の人に会えたじゃん！」



よかったねとバシッと肩を叩かれた。




久々に見る彼はとても格好良くなっていた
背丈もスラリと伸びていて、好青年になっていた。

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