サービスエリアの刺客 ページ24
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としみつの助手席に乗るのはそう久しい事では無いけど、やっぱりてつや達と比べて運転が丁寧だから助手席でも、安心出来る。
「だから好きだと言って天使になって＿＿＿」
よくとしみつが弾き語りしている曲が車の中で流れる。としみつの口ずさむ歌声が心地よくて、昨日の夜寝れなかったせいか カメラなんか気にせずにいつの間にか寝てしまっていたんだと思う。
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隣でブレーキを切る音で飛び起きた。慌てて腕時計を確認すると九時三十分で体感時間よりも時間が経っていないようで安心していると、隣で「おはよ」ととしみつが言った。
『ごめん、』
「昨日の夜寝てないでしょ」
『へ』
「りょうがAの家で飲んだってツイートしてたしクマ出来てる｣
りょうくんのツイートにも全く気付かなかったし、目の下のクマにはもっと気が付かなかった。いつもはクマなんて出来ないはずの場所だから完全に見落としていたし何より自室のメイクをする鏡台が暗すぎるのだ。
カメラは相変わらず録画中を示す赤いランプが付いていてこちらを向いている。サブチャンネル編集担当は虫さんだからきっと私の寝顔を使ってくる、性格が悪いのだ あの虫は。
「サービスエリア寄っていい？」
『うん、私も喉乾いた』
サービスエリアは平日というのに学生の夏休みが始まったせいか、人で賑わっていた。私もとしみつも暑くてマスクさえ付けてこなかだたから気付かれてしまう可能性は大いにある。
そっと売店に入り飲み物とグミを手に取り会計を済ませると 急に車の場所が分からなくなってしまって トイレに行くと言っていたとしみつと合流しようとトイレに繋がる通路の端で待っていると、女子高生らしき二人組に声をかけられた。
「東海オンエアのAちゃんですか！？｣
『そうです！』
「マジやばい！写真撮ってください！」
『OK、でも皆に気付かれちゃうと他の人に迷惑だから静かにお願い、ごめんね』
やっぱりこんなにも人が居たら気付かれてしまうのはしょうがないんだろう。物分りの良いリスナーさんで良かった、と写真撮る寸前にとしみつが帰ってきて 合流した。
「ありがとうございました！今日はデートなんですか？」
『へ？私達？』
「あ、同じ服きてるからデートかと思いました」
そりゃ傍から見れば揃えたようにバランス良く似た服装をしていたから勘違いされても仕方ないのだ。
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まりこ - 移行まだですかー！笑笑 ずっとまってます… (2019年3月12日 2時) (
レス) id: 433cc2ff51 (このIDを非表示/違反報告)
タルヒ(プロフ) - このゆったりとした雰囲気すごく好きです！主人公が謙虚なのも好感！更新楽しみです。頑張って下さい！ (2018年12月23日 10時) (レス) id: d9b43e6eea (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - コメント失礼します！続編ありがとうございます！とても楽しみにしてました^ ^ (2018年12月9日 0時) (レス) id: 3c35cfd113 (このIDを非表示/違反報告)
みずれ - コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいています。そして、あっていたらすみませんが、「私たちの高校時代」のお話で、てつやの元カレになってしまっています。m(__)mあっていたらすみません！これからも更新楽しみにしています！ (2018年9月30日 12時) (レス) id: a68df7c0fe (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲 - 初コメ失礼します！とても面白くきつもキュンキュンさせてもらっています！(小並感)これからも更新楽しみに待っています！ (2018年8月28日 17時) (レス) id: 07dc2dc5de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁちゃる | 作成日時：2018年7月20日 23時
