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深夜の都内は思っていたより道が空いていて。
予定していた時間より、15分ほど早く着いた。
｢送ってくれてありがとう｣
｢…うん｣
｢照も、気をつけて帰ってね｣
｢うん｣
｢明日の仕事、頑張って｣
ねぇ、優しくしないでよ。
俺たち、別れるんでしょ？
｢……ねぇ、やっぱりやだ｣
マンションに入ろうとするAの手を取って引き寄せた。
｢ひ、かる｣
｢俺別れない、ぜったいやだ｣
握り返されないその手をきゅっと更に強く握る。
｢照。また連絡するから。今日は帰ろう？｣
眉毛を下げたAが、俺の手をきゅっと握り返して、優しく諭す。
そんな顔しないでよ。
手、振り払ってよ。
……期待しちゃうじゃん、俺。
今すぐAを抱きしめて、
その柔らかい唇にキスしたい。
下唇をぐっと噛んで、俺はその気持ちに蓋をした。
絶対だよ。
絶対連絡してね。
そう言ってしぶしぶ俺は車に乗り込んで、
Aがマンションに入ったのを見送ってから車を発進させた。
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友里花(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！更新待ってます！！ (6月6日 8時) (
レス) @page11 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
さっちい(プロフ) - フラグ立ったままになってます！ (2023年2月6日 11時) (レス) id: eabb928051 (このIDを非表示/違反報告)
金成(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ (2023年2月5日 10時) (レス) id: 6328f81305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2023年2月3日 9時
