【あんスタ】ツンデレ王子を甘やかしたい2【男主】

ツンデレ王子72 ページ24

あの日以来、何だか猫を見ると妙にトラウマが...




とも言いづらく、本当は猫は好き。





...かと言って、俺が猫になるのはお門違いだ。





次何かやったら絶対殴ってやる...






やや物騒な仕打ちを考えながら、しゃがみこんでうさぎ小屋中でごはんを食べる、ふわふわのうさぎを眺めていた





今日は特にすることも無かったし、たまには良いかも...なんて





...思ったのが間違いだったな








A「...ふふ。可愛い...」





英智「うん。可愛いね、Aは」





A「......っ!!?」






自然と返事をされた方に振り向くと、




...そこには気持ち悪い(笑顔の天祥院が俺の頭を撫でていた





A「なっ...なんだよ!!?触んな!!」




英智「...ずっと思ってたんだよね。どうしてAは僕に冷たいのかなって」




A「はぁ?...そんなの、お前がそういう態度を取らせるような事するからだろ。」






一歩離れると、ニ歩近づいて来やがる




...だからそういうとこだっつってんだよ...!!!




こっち来んな!!!





英智「うーん...。あぁ、そうだ。A、今日一日の時間を僕にくれないかい?


...大丈夫、後悔はさせないよ。」





A「...えぇ...嫌だ」







やたらキラキラした眼差しで、両手を握られてたじろぐ





今日一日つったって、もう午後しか無いんだけど...?





振り解こうにも、体格差の圧と握られた手の力で叶わない





...ため息をついて、「わかった」と返事をした





......やっぱりこれ、間違いだったような。







英智「A、こっちは水溜まりがあるよ。ほら、僕の方においで」




A「は?それぐらい平気だっ.....わっ!!?」




英智「おや...。A随分と大胆だなぁ...♪僕の胸に飛び込んでくるなんて」




A「う、うるさい!!お前の力が強かったんだ!!」







校舎に戻るまで...こいつはエスコートどころか邪魔でしかない





さっきから手を引かれたり身体を触られたりだの歩きにくいんだよ....!!!








そのまま脚を蹴ったり顔を押しのけたりの抵抗を続け、教室の前まで着いてきた






...休み時間も来るとか...無いよな







英智「あぁ...Aと50分も会えないなんて悲しいな。僕の膝の上で受けてくれたらいいのに」





A「気持ち悪いんだよ!!...



...たった50分だろ。そんぐらい大人しく待ってろよ。」







...次の移動教室、待っててやっても良いけど。





そう告げた瞬間抱きしめられたから、強めのビンタをかましてやった。






レオ「...!?」

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