31.迎えに来た人 ページ34
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JH「あ」
定時。
会社の入り口を出ると、黒いキャップにカーキ色のMA-1を着た男性。
不審者に見えなくもないけど、タイトめな黒のジーンズで長く伸びた脚と小さい顔というスタイルの良さが、さすがアイドルと言えるほど、人と違って見える。
JH「お疲れ様です」
『お疲れ様です、お待たせしてすみません。』
JH「いえ、迎えに行くって言ったのは僕なので」
ジョンハンさんに近付くと、夜でも顔のパーツがはっきり見えて、その綺麗さに見惚れてしまった。
JH「ん？何か付いてますか？笑」
『あ！いえいえ！久しぶりにお会いしましたけど、やっぱりお綺麗だなーと思って...！』
JH「あー(笑)ありがとうございます(笑)でも、Aさんの方が綺麗ですよ」
『！』
私が仕事で疲れてるからなのか、それともジョンハンさんがプライベートだからなのか、彼の纏う雰囲気や言葉が甘く感じられて、私は不覚にも顔を赤くしてしまっていた。
『か、からかわないでくださいよー！』
JH「言われるでしょ？」
『言われませんよ〜、美容関係だと綺麗な人多いですから』
JH「学生の時は？」
ジョンハンさんの進むままについていく足。
『学生の時は、何度か...』
JH「絶対何度かどころじゃないでしょ(笑)」
『いえ、ほんとに...！』
ここだここだ、とすぐに着いたお店。
そこは飲食店で、傘を買うようなお店ではないのは一目瞭然だった。
『ジョンハンさん、あの、傘は...』
どうぞ、と促されるまま個室の席に座ると、ジョンハンさんが鼻歌を歌い始める。
『ジョンハンさん、傘は...』
JH「傘くらい自分で買えますよ〜(笑)」
『え』
JH「それにあの傘はあります。隠したんです(笑)」
『えええ！？』
楽しそうな笑顔で見てくるジョンハンさん。
私がドギョムさんまで巻き込んで、どれだけ探し回ったことか...
気持ちが安心したのと同時に、申し訳なさが弱まって、体の力が抜けるようだった。
『ジョンハンさん、私すごい探したんですよ！』
JH「ドギョミが手伝ってたくらいですもんね(笑)」
『もう！』
JH「へへへ、Aさんと会う口実が欲しかっただけです。あの時、みんないたし...」
やっぱり、今日のジョンハンさんが甘い気がするのは、気のせいじゃない。
JH「でも、Aさんがもっと驚くと思うのは、僕たちが同じ高校だったってことですかね」
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Akubi(プロフ) - やふこさん» お心遣いありがとうございます！(><)本日更新しますので、是非お楽しみくださいませ！！ (2023年3月6日 15時) (
レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - Akubiさん» 続きはもちろん気になりますが、お忙しいのだろうし、暖かい日もあれば、また寒くなったり、お体に気をつけて、ご自身のペースで、無理のない程度に書いていただければと思います。いつまでも待ちますからー。 (2023年3月5日 18時) (レス) @page45 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - やふこさん» 初めまして！コメントありがとうございます！社長秘書を読んでくださっていたなんて...！再会できて嬉しいです^^笑 なのに更新が滞ってしまい申し訳ないです...ちゃんと続き書きますのでもう少々お待ちください♪ (2023年3月1日 17時) (レス) id: b400e762d8 (このIDを非表示/違反報告)
やふこ(プロフ) - はじめまして。めちゃくちゃ面白いです。ヒロインの描写がすごく可愛くて、好きな雰囲気だし、物語も読みやすくて大好きです。って、私が大好きで一気に読んでいた社長秘書の作者さんじゃないですか！！そりゃハマるわけだ…もう！どちらのお話も大好きです！！！ (2023年3月1日 15時) (レス) @page44 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Akubi(プロフ) - ビーグル犬さん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！(^^) (2023年1月19日 8時) (レス) id: ab9f76a07e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akubi | 作成日時：2023年1月17日 13時
