ラブソングみたいな恋をしたい【TH】 (ページ17)

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17.本当は【JM】ページ17

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JM「テヒョンア！」

テヒョンアの部屋に駆け込んだ僕。
テヒョンアは、僕を見て、正確には、僕の手のスマホを見て、あぁ…と察したようだった。

JM「テヒョンア、なんで言ったの？」

TH「…事実を言っただけじゃん」

JM「別にAには言わなくても！僕が誘ったんだから…」

TH「だからAが断ってたらこうならなかったし」

JM「Aは悪くないやん！」

つい方言が出てしまって、テヒョンが真っ直ぐ僕の目を見た。
気まずくなって目を逸らす。

JM「…やめよう、テヒョンア。こんなことでテヒョンアと喧嘩したくないよ」

TH「…怒れば？

Aのこと好きなんでしょ？」

JM「！」

逸らした目をテヒョンアに戻す。

テヒョンアの目は、少し怒っているような、

冷めているような、目つきをしてた。

TH「俺はジミナの邪魔をしたんだよ。だからもっと怒ればいいのに」

JM「…なんで…」

分からない。
テヒョンアの言動行動が。

今までで一番、理解出来なかった。

JM「テヒョンア、」

テヒョンアがそこまで怒るのは、

なんでなの？

高校の時から、Aには冷たくしたり、
言い合いしたり、ちょっかいかけたり…

本当は、テヒョンアは…

『ジミン先輩、飲み物これでいいですか？』

JM『うわあっありがとう！』

TH『いつもジミナには優しいよね』

JM『僕はテヒョンアみたいに、Aに意地悪しないからね！笑』

TH『いや意地悪じゃなくて、もっと可愛らしくしてあげようと…』

『テヒョン先輩』

TH『何？』

『はい。テヒョン先輩は、ココア好きでしたよね』

TH『！』

テヒョンアこそ、

記者『好きな女性のタイプはどんな人ですか？』

TH『あ〜、…外ではクールだけど、二人の時にココアを入れてくれる女性がいいです』

Aのこと、好きなんでしょ？

瞳が揺れる僕には、
心の中で聞くことが精一杯だった。

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