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15章『希望の光』7 ページ14

…瞼越しに、白い強烈な光を感じる。
リリシアの意識は、ゆっくり覚醒へと向かった。

ゆっくりと目を開けた瞬間に、医務室の白い空間が飛び込んでくる。真っ白すぎて、逆に目眩がしそうだ。

「…リリシア!」
と、いきなり腹部に強い衝撃が走った。思わず「ぐふっ…」という女子らしからぬ声が出る。

「ヘレン…重い…」
「なっ…そんなことないでしょー?!清きか弱い純情な乙女に向かって何てこと言うの!」

私が知る限り、清きか弱い純情な乙女はそんなに沸点が低くない。

「むー…。まあ寝起きだから仕方がない!フェリックス達呼んでくるから待っててよね!」
そうリリシアに向かってビシッと人差し指を突きつけたかと思うと、ヘレンはダッシュで廊下に飛び出して行った。

その背中を呆気なく見守ると、もう一人室内に人がいるのに気づく。そちらに視線を動かして、リリシアは固まった。


白髪混じりのブロンドの髪を、キリリと結い上げた初老の女性。その佇まいは年齢を感じさせないほどに優雅で、見るものを圧倒させる。

リリシアの視線に気づいたのか、涼しげなアイスブルーの瞳がこちらを向いた。目尻は下がって、年をやや感じるものの、昔は相当の美人であったのだろうと予想するのは簡単だ。

何故、コンラッド校長がここに。疑問が胸の中に溜まったが、それを質問することがなかなか出来ない。
そんなリリシアの気持ちを察したのだろうか、コンラッドは少し離れていた椅子から立ち上がり、リリシアの側に腰かけた。

16章『闇獣と精獣』1→←15章『希望の光』6



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設定タグ:魔法使い , 魔法学校 , 明咲こより   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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明咲こより - 美坂るぅさん» 了解致しました。 (2017年2月5日 14時) (レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
美坂るぅ(プロフ) - 明咲こよりさん» そうですね、消しておきます。どうやらコメ欄とボタンの色がコピーできていないようですので、ひつようならよろしくお願します。 (2017年2月5日 14時) (レス) id: a41f8e5530 (このIDを非表示/違反報告)
明咲こより - 美坂るぅさん» できました!画像が重なってしまっているのは、自分で調べて直します!作成して下さり、本当にありがとうございました。それから、パスワードが書いてあるコメントは消去した方が宜しいのでしょうか? (2017年2月5日 14時) (レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)
美坂るぅ(プロフ) - 明咲こよりさん» 了解です。 (2017年2月5日 13時) (レス) id: a41f8e5530 (このIDを非表示/違反報告)
明咲こより - 美坂るぅさん» 申し訳ありません…urlを入れているのですが、画像が表示されません。もう少し試してみますので、少々お待ち下さい。 (2017年2月5日 13時) (レス) id: 67d07cb40f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明咲こより | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年1月2日 19時

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