半人間半怪異な私はミツバの双子の妹ー2ー

その４３ ページ6

A視点



なんか嫌な予感がする。



朝からずっと気を張っていたが、何も起こらない。



私の勘違いだったのかな？



あ、花子くんのところへ行かないと！



一応、監視対象だからね。



モブ；A！



A；なに？



モブ；このアンケート出すの忘れてた！ごめん！



A；はいはい。預かっとくね。次から忘れないでよ？



モブ；うん！本当にごめん！ありがとう！



A；部活頑張れ！



モブ；おう！



ートイレー



アンケート用紙を職員室に持って行ってたら、遅れたなぁ。



A；遅れました！すみません！



？？



花子；あ、Aだ！いらっしゃい



寧々；Aちゃん！



えーと…



A；なんで、光くんが手と腕相撲してるんですか？



寧々；かくかくしかじか…で、光くんが戦ってくれてるの！



光；くっ…なんて凶悪な悪霊だ…！！



www負けたのかwww



ノリがいいw



寧々；あっ、見て！



え？手が…消えた…



寧々；もしかして！！



寧々先輩は活動記録をめくる。



寧々；あっ！！この1枚だけ手が消えてる…これって！！



光；！！オレの恐ろしさに怖気づいて…！？



ナルシ？！え？ww”クソダサナルシ交通ピアス”に昇格！？wナルシになる前に私が正してあげよう！



A；違うよ？かまって欲しかったんだと思う。



花子；A、だいせーかい！下級霊っていうのは大抵、そいつが抱えてる要求を解消してやると満足して消えるんだ。



わー正解だー



寧々；じゃあ、この写真の手を消すには…



花子；うん。出てきた手と遊んであげればいいんじゃないかな？



寧々；なるほど…！！



遊びかぁ。なにしようかな？



光；負けた…このオレが腕に…



そんなに悔しいのか…



A；光くん！みんなで手と遊ぼ〜！



私は光くんに抱きついて言う。



光；！？////……そうだな！



寧々；ﾎﾞｿｯ…微笑ましい。



それから私達は、目の前に立ちはだかる数々の手と遊んで遊んで遊び倒し…ラスト１本になった。



花子；地味に疲れた…叩くやつとかいた…



光；写真もほとんど綺麗になったっすね。…あれ、よく見たらこれ、先輩の制服…違いますね。



寧々；去年の写真なの。中等部のころのね。



光；へー。なんつーか、どれもいい感じに撮れてますね。



私も写真を見てみる。



？



この撮り方……どこかで見た。



もしかして…

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