第2話 2人きりの放課後 ページ4
｢……2人きり…だね｣
陽のさす教室、2人机に腰をかけていて。
三葉くんの横顔は淡い光に照らされていた
…こんなの、ドキドキしちゃうに決まってるじゃん…!!
"2人きりだね"とかなんかドキドキ展開な凄い予感しかしないんですけど！？！？
『そうだね…』
向こうもこちらも顔は真っ赤で。
傍からみたらじれったい、初々しいカップルなんだろうな……
｢…あの、さ、これ…｣
そう言って差し出してきたのは映画のペアチケット。
…も、も、も、ももももしかして、デートのお誘い！？
ペアチケットとか、デートのお誘い以外なんでもないよね！
｢僕と一緒に映画……見に行かない？｣
……………………………きたー！！！！！
デートのお誘いなんて初めてだよ…
『…いいの？嬉しい…！ありがとう！』
にっこりと笑顔でお礼をいう。正直言って嬉しすぎて顔面崩壊しそうだ。
｢………ﾌﾟｯ………そんなに嬉しかった？｣
…ん？……気づけば自分の手足は歓喜のあまり震えていた。
確かにめちゃくちゃ嬉しいんだけど……恥ずかしいｯ……！！
｢ち、ちが、これは…！！｣
｢……ﾌｯ……じゃ、Aちゃん。明日お昼の13:00に駅前集合ね？｣
頑張って誤魔化そうとした私をｸｽｯと笑った三葉くんは、いつもより穏やかに見えた。
……初めての…おデート…！！
『ってか三葉くん幽霊だから別にチケット1枚でも良かったんじゃ…』
｢も〜っ！そーゆーのは雰囲気が大切なのっ！｣
口を膨らませて怒る三葉くん…
そういう所、正直言って三葉くんの方が男の子なのに私より可愛いと思う……
〜第2話 終〜
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わわわわわ - リクエストです！2人でお泊まり会を書いてくれたら嬉しいです！ (2020年9月20日 23時) (
レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - 三葉くんが可愛すぎる!！めちゃめちゃ好きです！ (2020年2月22日 21時) (レス) id: e73b1bc38f (このIDを非表示/違反報告)
莉ぃ兎 - 普通に好きなのだがwこれからも頑張って！ (2020年2月20日 1時) (レス) id: 7f0f904c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪 さぁや | 作成日時：2020年1月14日 23時
