検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:81,049 hit

鶴さんの部屋(1回目) ページ6

「君、倒れてたけど何していたんだ?」

『厠から帰ろうとしたらお化けに会って・・・気絶してた』

「また光坊に怒られるぞ?近侍か他の刀剣付けないと」

『みつぼう?美味しそうな名前だね、誰?』

「・・・・・・燭台切」

『・・・・・・』

みっちゃんって光坊って言われてるんだね。

「・・・全く君と言うやつは」

『こんな夜に刀剣様呼べないよ・・・近侍でも誰も』

「君はまだここが危険ってことが分からないようだな」

刀解された刀剣がうようよしてるんだぞ?
と鶴さんは付け加える。
確かに、夜・・・よく襲われる気がする。
後を付けられている気がする。

『いや、だって寝てる人を起こすなんて・・・出来るわけないだろ』

「俺は別にいいぞ、君が驚く顔をぜひ見たいからな」

『いやそれ本音だろ』

「それに、君を守ってやれる」

『・・・・・・いーや、守らないね、分かるもん顔で。ワクワクしてんだろホントは!』

そんなカッコイイ台詞を言ったって俺には無意味なのだ。
顔がそう物語っている。

「な、なんてこと言うんだ君は!酷いな!」

鶴さんはカッコイイ。
けど中身が詐欺。
俺は顔で詐欺られそうになった。
軽くオレオレ詐欺のように詐欺られた。

鶴さんの部屋(2回目)→←ひたひたひた



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:男主 , 男審神者 , 刀剣乱舞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。