今度の審神者は超怖がりでした《参》 (ページ31)

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審神者の困惑ページ31

『･････････』

審神者レベル2。この状況に少し困惑していた。

出陣も演練も何もかもやっていない現実に。

『やった方が･･･いいのかなぁ』

出陣したいという心はみんな同じなのだ。
はい、イエス、やります以外の言葉は彼らから出ない。出ることは無い。

｢･･･でなんで俺の部屋に来たんだァ？｣

『カネさんさんの部屋にカエルの音楽隊を置きに来たので｢いらねぇよ！何度持ってきたら分かるんだよテメーはっ！｣』

『チラ裏だからいいじゃないですか、どうせチラ裏見て家電覚えてんだろ？』

｢お、おお、覚えてねーし！流行りものには詳しいっつってんだろ！｣

『怪しい･･･』

細目でカネさんさんを見ると｢なんだよ｣という言葉と目潰しが返ってきた。

『ぐぁあああああっ！！何すんだ貴様っ！愛情を込めたチラ裏カエルさんを作った主に何目潰しかましてんだごらぁぁ！』

｢カエルの愛情なんかいらねぇよ！つかお前、夏なのになんで右だけ長袖なんだよ｣

『流行りのファッションじゃ！カネさんさんも流行りものには目がねぇだろぉ？』

ワイルドだろぉ？みたいに言うと顔面パンチをくらわせてきた。こいつ･･･すんげー暴力的。

『いっだぁぁぁぁ！』