検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:106,704 hit

かくかくしかじか ページ18

『・・・ゲホッ!ゲホゲホっ!』

「主殿!だ、大丈夫ですか?」

『・・・ゲホゲホっ!ゲボゴホッ!ゲフンゲフン!』

「あの・・・ゆっくりで構いませんぞ?深呼吸しなさい」

『ん・・・すぅ・・・・・・はぁ・・・・・・』

「何があったのです?」

一期兄さんは背中を撫でてくれて今にも泣きそうな俺を優しく抱きしめてくれた。

『・・・・・・かくかくしかじか』

「・・・なんと・・・そのような事が・・・」

あ、分かるんだ。一期兄さん、かくかくしかじかでわかる系のひとだった。

『それで頭もクラクラするし、腕折られたし・・・右肩斬られたし・・・』

「な、、!!」

一期兄さんは何を思ったのか俺を担いで一目散に走った。

「や、薬研ンンンンンンンンンンンンンンン!!」

『!?』

たった5秒で着くという高タイム。ボルト並に早いのだが。

「ん、ん?どうした大将といち兄」

メガネを掛けていないレア薬研兄さんは目を擦りながら2人を見る。
目は3になっていないし、一期兄さんは叫んだからわかるとして俺が分かるってことは・・・伊達眼鏡?

「大変です・・・主殿の腕が」

あわわわという青ざめた顔て慌てる一期兄さん。

「こりゃ折れてるな・・・何があった」

『かくかくしかじかで・・・』

「かくかくしかじかってなんだ?巫山戯てんのか?」

『・・・・・・・・・』

通じねぇのかよ。一期兄さんには通じて薬研兄さんには通じねぇってなんだ。アンタら兄弟だろ。

「や、薬研・・・よく聞いてください・・・・・・かくかくしかじかで・・・かくかくしかじかなんですよ」

「あぁ、そういう事か・・・」

なんで通じてんだよ!なんで兄弟の言うことは分かるってんだよ。なぜだ!なぜなんだ!

『・・・・・・かくかくしかじか』

「はぁ?なんだ大将」

「薬研、かくかくしかじかですよ」

「あぁ、分かったぜいち兄」

何この差!審神者傷ついた。
さっきより傷ついた。

気まずい空気ぶち壊す三日月さん→←審神者絶体絶命!!



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
設定タグ:男主 , 男審神者 , 刀剣乱舞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。