鍛刀キャンペーン後編 ページ15
「だぁぁかぁぁらっ!和泉守様と堀川様は土方歳三様の愛刀なんですぅうううっ!」
『はぁぁあ?誰のなんだってぇえ?漢字が多い!』
「だからっ!貴方様の言うカネさんさんと堀川くんは土方歳三様の刀なんですってばぁぁ!」
『最初からそう言え。覚えにくい』
「なんと!」
Aはこんのすけに《誰が誰の元主》と言うのを教えて貰っている。土方さんってマヨラーじゃなくてたくあんの方が主だったのか。そりゃ驚くわ。
『ここが新撰組だァァァァァァ!』
「土方様はそんな事言いません」
『言わないの?なんで?土方さんだろ?・・・その隣で沖田さんが「沖田さんの大勝利〜(裏声)」って言うんだぞ?知らんのか?貴様は知らんのか?』
「多分それ違う土方様です」
『なぬっ!てことは・・・清光の元主も吐血沖田さんじゃないのか・・・』
「え、審神者様ずっと勘違いをしておりました?まさかの・・・重症ですね」
『焼かれて死ね』
「うひっ・・・!こんのすけは悪くないもん」
『んで、次は?』
「今剣様と岩融様です・・・聞いて驚いてくださいね」
『なんで俺が驚く前提なんだよ』
「いいからっ!・・・コホン、彼らの元主は源義経様と弁慶様なのです!」
『見りゃわかんだろ』
「はっ!驚きもしないと?!なんと!」
『・・・逆に身なりでわかんなかったらそれはそれで驚いたぜ?』
「審神者様、なんですか。意外と知ってるじゃないですか」
このこんのすけの期待に満ちた眼。きゅるるん。
くりくりした目に俺は凄く目潰しをしたくなった。
『知らん。続けろ』
「あとは・・・へし切長谷部様・・・彼の元主はなんでしょう」
『織田さん』
「・・・・・・・・・」
『・・・織田さん』
「・・・・・・」
『鳴かぬなら、焼いて食べろホトトギス』
「違う!断じてそれは違う!」
『黙らぬのなら焼いて揚げろこんのすけ』
「こんのすけ美味しくないからァァァァァァ!審神者様ふざけないで!こんのすけはっ!美味しくないっ!」
『別にふざけてねぇ。真実だろ、こんのすけ美味そうだし』
「だからっ!美味しくない!!もうっ!」
こんのすけの《誰が誰の元主》教室は夜まで続いた。
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月16日 23時