今度の審神者は超怖がりでした《参》 (ページ11)

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お分かり頂けただろうかページ11

大広間にみんな集まってテレビを見ている。

《ぎゃァァァァァァ！！》

『ぎゃァァァァァァァァァァァァ！！！』

《お分かり頂けただろうか･･･》

『分かるわけないし、そんな低い声で言ったら怖いだろォォォ』

夏の定番、本当にあった怖いなんちゃらである。
本当にあった怖いなんちゃらは本当に何がやりたいのだろか。俺はそれが知りたい。こんなの見て何がしたいのだ。

《この壁にご注目頂きたい･･･》

『･･････うぎゃァァァァァァ！！』

｢いた？今いた？｣

『い、い、いたから叫んでんでしょぉっ･･･がっ！』

《もう一度見ていただこう。》

『3回も流さなくていいんだよ。いいよ。分からなくて･･･。やめっ、ォオ”ォオ”ン”ッ！』

｢主、うるさい。もー。わかんなかったじゃん｣

『し、しし、しるかっ！』

俺は震えて最強の壁、一期兄さんと薬研兄さん、清光、こんのすけ、長谷部くん、山伏さんを盾にしている。後ろにはカネさん、堀川くんなど。

『こ、こ、こんのすけっ！ちゃんとお前壁になれ！審神者護れ！それが案内人の務めかっ！ぉおおおっ･･･』

｢ハハ、大将。こんなのちっとも怖くないぜ？｣

『お主はな！お主はそうかもしれぬ！だが、俺は･･･やめろ！ドアップぅうううう！』

バンバンバン！とどんどん拡大して怖い部分が更に怖い見た目になる。そんなことしなくていいから！
見れればそれでいいから！せめて効果音変えようか！いっその事となりのトトロんとか掛けてくれたら誠に嬉しい。

『はぁっはぁっ･･･やっとCM･･･。平和を感じる･･･もう俺はこの時点でもう･･･倒れそうです。そうなったら俺狂うから･･･よろしく！』

｢カッカッカッ、これも修行なのだ。これも･･･なのだ。きっとそうなのだ｣

『･･････山伏さん無理しなくていいからね』

山伏さん、壊れたのかわからないけどずっと1人でうなづいてた。