今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ32)

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二度目の出陣ページ32

何でだろう。朝からみんな｢出陣したい！｣なんて言ってくる。出陣を忘れて欲しかったんだけどなぁ。
駄目か、血が騒ぐのか。

｢主！何時になったらこの長谷部を隊長として出陣させてくれないのですかッ？！｣

この言葉をきっかけにみんな言い出すから交互に入れようと思い編成部隊を組みました。組みましたけどさぁ･･･みんな赤い液体だらけで帰ってくるもん。
嫌だよ･･･。

『行くのはいいけど･･･帰ったら洗濯して新しい服に着替えてくれる？主倒れちゃうから』

｢お任せ下さい！｣

任せていいのか。これ。長谷部くんなんて帰ってきたらすぐ報告してきそうで怖いんだよね。

まず、第一部隊。
長谷部くん、清光、三日月さん、薬研兄さん、鶴さん、みっちゃん。

第二部隊。
石切丸さん、五虎退くん、岩融さん、今剣くん、カネさんさん、鳴狐さん。

あとの人は俺が倒れないように助けてもらう補佐で、これでよし。
刀装も全員つけたので多分･･･多分！大丈夫だろう！

舞台は島津。
審神者用のiPadみたいなやつをみんなで囲んでみる。
居残り組は山伏国広さんと堀川国広さんと一期さん。と第二部隊。第二部隊は15分で行ける所に遠征中。その間に第一部隊を3回行かせてもう出陣させない。

｢この画面は一体どうなってるのですかなァ｣

｢今世にこんなものがあるんですね･･･便利！｣

『便利･･･便利だけど･･･みんなの様子が見れるから返り血が･･･』

そんなこと言ってる間に相手の陣が分かりこちらも有利な陣を作る。

『うわぁぁぁっ･･･始まっちゃう！始まっちゃぅぅぅぅっ！何このでかい鬼！』

｢ああ、それが時間遡行軍というものですぞ｣

『あぁうぁっ･･･はじ、始まったァァ！』

その瞬間に3人の服をガシッと掴みブンブン振る。

｢あ、主さんおち。おちついてっ！｣

｢主殿！大丈夫だ、拙僧がついている！｣

｢主殿、落ち着きなさい。私がいますから｣

『嫌だっ･･･もう、ほらみんなジャンジャン斬ってくし！血がっ･･･bloodが！長谷部くんんんんんんっ！』

｢｢｢主が可笑しくなった･･･｣｣｣

『あぁああ･･･出陣嫌だっ！なぜ行かせねばならぬのだ！なんで我が守らねばならぬのだ！』

｢主だからですよ｣

堀川くん、バッサリ言った。そんなこんなで3回出陣させて疲れさせ遠征から帰ってきた第二部隊にバトンタッチするのであった。あと3回出陣するのか･･･。死んじゃう･･･主死んじゃう。