今度の審神者は超怖がりでした《弐》 (ページ2)

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大会終わりのネタばらし① ページ2

｢主さん、こんばんわ｣

『･････････』

堀川くん･･･。なんで襲いに来なかったの？
って何期待してたんだ俺は。

｢いやぁ、君は俺が最後に現れると思っていたのだろう？｣

『思ってました』

｢君が思う、らすぼすってのがもし先に出てきたらどんな反応するかなって思ってな｣

『･･･驚きました』

あ、これ、ラスボスだったんだ。んで、これは？
何？ロボット？

｢ふははははっ、ははははっ！そりゃよかった！苦労したんだよ。たった2時間でこのカラクリを作り上げるのは｣

『真っ暗でみえませんでしたけどね』

｢鍛える大会どころか、君に鍛えられる方だったな･･･腹筋が｣

あ、腹筋なんだ。怖がりじゃないんだ。鶴さんに関してはそれは無いか。

｢主さんの･･･その、こんにゃく投げる姿怖かったです･･･｣

それに関してはホントごめん。あれは半分寝てた。ホントに。すまぬ、五虎退くんよ。

｢ったくよ･･･俺をカエル如きで驚かせるたァ･･･｣

『げろげーろ(棒)』

｢っひ！｣

『･･････っは』

｢今鼻で笑っただろ！てめぇ･･････｣

『んーん、可愛いなと思って･･･ね？堀川くん』

｢そうそう、カネさん可愛かった！｣

ふふ、堀川くんを一瞬にして味方につけた。カネさん、オロオロしとる。何時も俺と一緒の国広がァァァとか思ってんだろ。そうなんだろ？げろげーろ。

｢く、国広がそう言うなら･･･仕方ねーか｣

『なんだと？！！』

な、なんだと･･･？！お、俺はダメなのに堀川くんはいいとか！俺は何なのだ。貴様のためにカエルの玩具制作してやろーか！げろげーろいっぱい叫んでやろうか？あぁん？
･･･と言いながらメンチ軽く切ってる。おっと、いけない。

『そういや、みっちゃんと長谷部執事と清光と石切丸さんと水い･･･一期さんは？』

｢主が怖がるとこ見たくないって言ってるぜ。特に光忠･･･あやつ主催者だろう？｣

鶴さんの口から｢あやつ｣って出た。レア。レア言葉。てか、みっちゃん！お主主催者じゃなかったの？何？怖がっちゃった？それともかっこよくなかった？騙すなんてかっこよくないよね･･･なんて言ってるのかな。良かった、みっちゃん放棄してくれて。
俺死んどったな。良かった。