三日月の心の声 ページ20
三日月side
うむ、三日月宗近だ。今新しい審神者に決闘を申し込み、やっている最中だ。新しい審神者は怖がりだと聞いたが・・・全然怖がっておらぬのだが。
わざと血を多くして来たのだが、これではただの恥ずかしいやつではないか!
未確認生物などと呼ばれてしまう始末。正直俺を舐めているのかと思ったが・・・審神者は俺の名も姿も何も知らないようであった。政府が最近無理やり連れてきたっていうものであろうか。
しかし、何も知らない審神者とて俺は認めぬ。みなが主と認めようが俺は認めぬ。
だって、認めたら前審神者と同じ事になりかねんではないか!絶対認めぬぞ・・・絶対みとめーー。
「認めぬ認めぬ煩いわァァァァァァ!」
『ふむ、聞こえておったか』
「あと長い!俺と一緒!」
『じじいだから話が長なんだ・・・』
「じゃあ俺もじじいだな・・・・・・巫山戯んな!俺はまだ10代ですぅううう!」
なんと、この審神者。10代だと?俺からしてはまだほんの赤子・・・。この様な赤子が審神者なんて・・・政府も落ちたなぁ・・・。
「俺は赤子じゃねぇええ!」
『俺からしては赤子同然だ』
「三日月さんからしたらそうかもしれないけど俺は認めぬからな!それこそ認めぬからな!せめて孫にしてくれ!」
この審神者・・・全然怖がりではない。むしろ怖がってるのは俺の方だ。
最近の若者は怖いなぁ。
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年7月7日 21時