今度の審神者は超怖がりでした (ページ12)

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手入れ部屋での出来事ページ12

『悪霊退散ンンンンンンンンンンンンンンッ！』

スパァァァァァンンンンンン！

勢い良く開けられる手入れ部屋。中にいたのは勿論あの短刀さん達と水色お兄さん、それに眼帯さん。
彼らはみんな一斉に俺を見た。

｢あ、主くん。さっきはごめんね？急に殺そうとして･･･でも今話し合ってたんだけど、君を僕らの主として迎えようと『悪霊退散ンンンンンンンッ！』･･･｣

｢主殿。先程は本当に申し訳御座いませんでした。私達も燭台切殿と話し合いで貴殿を主と認めようと思いま『悪霊退散ンンンンンンンッ！』･･･す｣

｢ごめん。今主、悪霊退散しか言わないから。長谷部の手入れが終わるで待ってくれ『悪霊退散！ふっ！』･･･ちょっと主！俺の台詞に乗っかからないでくれる？！あと、新しい単語入れないで！｣

｢主様が･･･違う人物に見えます･･･｣

と白いふわふわ虎を連れた男の子。

｢ああ、大将。一体何があったんだ｣

と眼鏡をかけた半ズボン、白衣の男の子。

『今の俺は無敵状態なのだ！はっはっはっ！なんせ目をつぶっているからなっ！』

俺は手伝い札を手探りで探す。が見当たらない。当たり前である。目をつぶっているのだから。

｢無敵じゃないよね？それ、全然無敵じゃないよね？｣

清光はもはやツッコミ役である。そして主はボケ役である。

｢主♡、手伝い札ならここに｣

『あ、ありがとう･･･』

｢そして、貴方の長谷部はここに｣

『おんぎゃぁぁぁっ！悪霊退散っ！』

俺は安心してたのに目を開けてしまって目の前にいる顔と顔の距離が近すぎてリアルにビックリしてしまった。
そして手伝い札を投げる。長谷部さんに直撃。そこから光が射して･･･GETだぜ！
ｰｰｰｰじゃなくて！長谷部さんはキレイキレイが要らない所か見間違えるほどのイケメンになっていた。

｢あ、ぁ･･･主！主のお姿が目に染みます。この長谷部、貴方のお傍で･･･ずっと･･･｣

『CMみたいに言わなくてもいいから･･･とりあえず良かった』

｢でも、まだ手入れされてない刀剣はいるからね？｣

『なんでっ！なんでそれを言うの？！清光！貴様は俺を絶望に落としたいんか？そうだよな？俺を怖がらせてまた気絶させる気だよな？』

｢主のおかげで段々明るくなってるんだよ？分かる？understand？｣

『何故清光が超流ちょうに英語を話せるんだ！俺より流ちょうすぎて悔しいわ！』

｢前主が良く英語で話しかけてたから｣

前審神者は外国の方？ハーフ？何したのこの人達に！