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A『…な、に…これ…』
鬼がいたと言うところへつくと、そこには食い殺された人達が横たわっていた
おそらくこの家の住民だろう。山奥に住んでいるから、あまり周りの人も気づかない。けれど、微かに玄関前にいる子供の横にはもうひとりいた痕跡がある。
A(誰かが運んだのかな?)
そう思うや否や、足跡を見つけた
冨岡さんのでもなさそうな少し小さい足跡…子供の足跡だろう
奥の死体の身元を確認すべく、家に踏み入る
A『失礼しま…す』
奥に行くと、母親らしき人が食い殺されていた。しかし、私はこの人と面識がある。
否、育てられたことがある。
A『もしかして…』
先程の足跡、ここにはない死体…それらを推測するに、この家の長男か長女がかすかに生きており、運ばれたのだろう。
女一人では無理なので、長男が長女を背負ったのだろう
A『…ごめんなさい、守ってあげられなくて』
この家の家族はみな、血が繋がってはいないが、確かに数年前まで共に食卓を囲んだ家族であった
A『炭治郎と、禰豆子だけでも…!!』
2人が生きていることは明白。もしかしたら街におりて病院の人に見てもらっているかもしれない
A『私に行く権利はないのに…』
家族を捨てた自分が、なぜ2人と顔を会わせられると思えるのか?
それはただの甘えだ。しかし、ここに冨岡さんがいないことを考えると、近くにあの二人がいて、助けているのかもしれない
A『冨岡さんのところに行こう』
きっとそこには2人がいるであろうことを考え、面をかぶり、顔がバレないようにしてから、雪道を下っていった
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蜜香(プロフ) - みつきさん» わわわ!ありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、頑張ります!今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 2a09ab419b (このIDを非表示/違反報告)
みつき - おもろいですね応援してます。頑張って下さい (2019年10月22日 22時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蜜香 | 作成日時:2019年9月13日 3時