35 ページ39
A『あっ…!』
そういえば明日は宇髄さんと遊郭に潜入しに行く日じゃない…!
行動を共にすると言っても、それは普段の任務と夜の時だけだし、他の人に任された私情の任務なら恐らく一緒には行動しないはず…!
まぁ、宇髄さんも一緒だし、柱二人の規則は守ってるしね、私が任務に行ってる間は冨岡さんには他の人と組んでもらったりなんなりしてもらえばいいし…
宇髄「派手に失礼する。Aはいるか?」
A『え、あ、はーい!』
考え事をしてたら宇髄さんが屋敷の入口で私を呼んでいた
A『明日の任務のことですか?』
宇髄「あぁ、そうだ。まぁ立ち話もあれだし、中に入れてくれねぇか?」
A『はい!もちろん!』
そう言って客間に通す
すれ違った子にお茶を用意して欲しいと頼んだお茶もすぐに届いた
宇髄「明日潜入捜査に行く時の派手な着物を持ってたりするか?」
A『派手な着物…ですか』
宇髄さんの要望に合うかは分からないが、1つの着物を手に取る
宇髄「ほぉー?色は派手でいいな…だが、少し柄が地味だな」
A『えぇ、そうですか?』
少し濃いめの桃色の着物に白詰草などの小さな花が描かれた着物を見て、宇髄さんはそう言った
宇髄「よしっ、今日の話ってぇのはそれだ
着物買い行くぞー!」
A『……え?!』
あまりにもいきなりの事なので少し驚いた
まさか前日に買いに行くことになるとは…
宇髄「なんだよ地味に驚きやがって
ほれ、行くぞ」
と言って何故か手を差し出す宇髄さん
いやいやいやいや!私子供じゃないから!
A『う、宇髄さん!私もう子供じゃ…!』
宇髄「ん?あぁ、すまねぇ…嫁と出かけるのと同じノリで手ぇ出しちまったわ。悪かったな、おまえには冨岡が居るもんな」
A『ちょ、まだお付き合いしてませんし!変なことおっしゃらないでくださいよ!』
宇髄「ははっ、いいなぁ派手に恋してて
オラ、店閉まっちまうから行くぞ」
A『あ、ちょ、待ってくださいよ〜!!』
そう言って宇髄さんのあとをついていく
__想い人に勘違いをさせる事も知らずに
138人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜜香(プロフ) - みつきさん» わわわ!ありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、頑張ります!今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 2a09ab419b (このIDを非表示/違反報告)
みつき - おもろいですね応援してます。頑張って下さい (2019年10月22日 22時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蜜香 | 作成日時:2019年9月13日 3時