14 ページ17
あの後気恥ずかしくて私たちは何も話さず次の任務の司令が来た
帰った頃には夜中で、充分休んだだろと1日だけの休暇はすぐ終わり、任務に向かった
冨岡さんはしのぶちゃんと那田蜘蛛山というところに向かった
柱が2人も必要なんて…十二鬼月でもいるのだろうか…心配だな……
そんなことを考えつつ、私は自分の任務に専念していた
そこにはほかの隊士も数名いたが、4割は死亡。3割は重症。もう3割は軽傷で戦っていた
鬼は体格がすごく良くて血気術は使わないけど、とにかく武力に優れてるっぽい
A『私の部下をこんなにして…優しく殺せないけど、自業自得ですからね…っ!!』
〈妾は首が硬い…そう易々と斬らせてると思うなよ??〉
A『いいわよ別に。じゃなかったら面白くないもの』
ーー太陽の呼吸 捌ノ型 炎天ノ雨水
〈な、なんじゃ…何も起きないではないか…ふっ…鬼狩りなんてやはりそんなものなのじゃな!こちらからも行かせてもらおうぞ…っ!?〉
A『ねぇ、雨水の意味知ってます?雨の水って書いて、雨水なんですよ?そう、雨なんです。あなたの上にぴったりくっついて離れないその雨雲から…何が出てくると思いますか?』
__ポツン____ポツン___サァーーーーーー___
〈あ…あぁ…体が…暑…ぃ…貴様ァ!!!〉
A『言ったでしょう?』
___優しく殺せない…と
ザシュッ__
〈おっ…のれぇ…!!あぁ…暑い、暑い暑い暑い暑い暑いぃぃ…!!〉
…臭い…この悪臭、絶対80人以上は食ってる…
何度嗅いでも、いやな匂い…
______だけど、鬼にされてからは、人の血肉しかくらえなかったんだろうな…
この人だって、苦労してたんだ…
A『良く、今まで頑張りましたね。
…人を喰らってきたことはいけないことでした。けれど、あなたも辛い人生を歩んでいたのよね。もう少し、優しく殺してあげるべきだったかしら…?』
〈…妾は、美しいか……?〉
A『…えぇ、とっても』
〈…そ、う……か〉
……慈悲をかけ続けるのは、良くない。
確かこの近く、那田蜘蛛山があるんだっけ…?
少し立寄ってみようかな…次の司令も来てないし
隠の人達に後始末は頼み、私は那田蜘蛛山へと向かった
138人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜜香(プロフ) - みつきさん» わわわ!ありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、頑張ります!今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月23日 2時) (レス) id: 2a09ab419b (このIDを非表示/違反報告)
みつき - おもろいですね応援してます。頑張って下さい (2019年10月22日 22時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蜜香 | 作成日時:2019年9月13日 3時