26話 ページ27
勝己のおかげでことは着々と進み、警察にも家族にもあの人のことを全て話した。
すると怒られた反面、もう安心していいんだよ とそっと慰められた。
こんなことなら最初から相談すればよかった。
一人で抱え込もうとして、迷惑かけたらダメだ なんて思ってたのが間違っていたのかも。
これからは、家もしっかり警察やヒーローが守ってくれるし、登下校だって勝己が隣にいてくれるようにしてくれる。
何一つ怖くない。これでまた平和な一日が取り戻せるんだ。
＿＿＿＿昨日の出来事から時間は過ぎ、次の日の朝
警察の人たちや家族に見送られて学校に向かうために家を出た。
行きしは大丈夫。今までに朝にあの人が現れたことなかったし、それに…
「A」
隣には大好きな彼がいる。
「ありがとう、勝己。帰りもよろしくね」
「もちろんだ。心配ねぇーとおもうがちゃんと気をつけねぇーとな」
〜〜
無事に学校につき、授業を受けていれば時間は早く経つもので、全ての授業はあっという間に終わり下校する時間となった。
そして、教室には
「A、帰るぞ」
勝己が迎えにきてくれた。
「うん、いくよ」
全ての教科書を詰め込み、学校を出て彼と並んで帰り道を歩く。
緊張しているのかお互い黙ったままで、ついに帰り道にあるあの公園がみえてくる。
きっといない。大丈夫…いたとしても…
チラリと周りをみると私たちを遠くから見守るようにいる警察の人。
助けをすぐに求められる。
スッと公園の前を通り、いつも座るベンチを見てみると誰もいなかった。
驚く私に勝己は優しく頭を撫でて
「警察や大人に頼ればあの男だって何もしてこねぇーし、手を出せねぇーんだよ」
これで懲りるだろ という彼に そうだね とうなずいた。
そして、ホッと息をつき胸を撫で下ろしたとき＿＿＿
誰かが私の横を通り過ぎるすれ違いざまにドンッと肩をぶつけてきた。
「いった…」
「あら、ごめんなさいね」
謝られるだけならよかった。だけど不意に耳元に口を寄せられて
「最高な"魔法"をかけてあげる。夜には真っ赤なパーティーを」
すぐさまハッとし、振り返るが既に誰もいない。
「A？どうしたんだよ」
よく分からないけどさっきの人は私にしか見えてなかった。
現に勝己は不思議そうにこちらを見ているだけ。
なら言ったところで…
「ううん、なんでもない」
そう答えて、何事もなかったように歩き出した。
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
