27話 ページ27
死柄木サイド
黒霧の個性でバーに着くなり、
「よかったのですか？死柄木弔。彼女は貴方にとって最も大切な駒だというのに」
そう聞いてくる黒霧にふと笑い
「あァ、今回はあれでいいんだよ」
「今回は…というのは？」
「あの場で増援を呼ばれ、Aを取り戻すには厳しかった。なら、次の機会に取り戻せばいい」
そういうが、黒霧は納得しなさそうな反応をする。
その様子にため息をつき、
「見捨てられたと思うアイツの元に俺が救うという形で連れ戻せばアイツの目にはどういう形であれ俺が救世主に見えるだろう？」
「たしかにそうですが、一度見捨てられた相手にそう簡単に心を許すのでしょうか」
「それに関しては問題ない。なんたってAは単純な奴だ。きっと一度見捨てられたことすら忘れてアイツは感謝して前よりもっと俺に執着するのさ」
俺の元しか居場所がない彼女にとって何度見捨てられたとしても信頼を失うことなく、
俺が救うことで彼女は自ら俺の元へと戻ってくる。
右も左もわからず途方にくれていた頃のアイツを拾ったのは俺。
洗脳され、植え付けられているんだよ。
何もかも手遅れなぐらいに俺という存在がな…
腹の底から込み上げてくる笑い。
何もかも手のひらで彼女を転がせることに浮かれていた。
「…」
この話を荼毘に聞かれているとは知らずに。
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Omiso(プロフ) - 緑の白猫さん» わわ、緑の白猫様！今作でもコメントありがとうございます！ヒロアカの小説まで読んでいただけて感激です😭かなり納得した終わり方を書けたつもりなので貴方様からの最高の褒め言葉をいただけてとても嬉しく思います！本当にありがとうございました！ (2022年2月7日 0時) (
レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - はっぴーえんどだ……。私が知っている作者様の中の作品で初めてみたはっぴーえんどだ……! 主人公が初めからちょっと可笑しいのがまた新しく感じ、最終的にヒーロー側につくとはまた違う、正しくはないかもしれないが幸せな道を選んだのが最高でした! (2022年2月7日 0時) (レス) @page49 id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - あゆりさん» コメントありがとうございます！1番好きだなんて…最高の褒め言葉です！死柄木くんの沼によりハマってしまいましたか。よっし、この調子だ()本当にこの作品を読んでくださりありがとうございました！今後とも応援よろしくお願いします！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
あゆり(プロフ) - 今まで読んできた作品の中で1番好きです！！Omisoさんのおかげで、もっと死柄木くんの沼にハマりました()これからも応援しています！ (2020年5月16日 11時) (レス) id: ce98ce751c (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます！！本当に嬉しすぎるお言葉に喜びで胸がいっぱいです！また貴方様を楽しませる作品を作れたらいいなと思います！！今後とも応援の方よろしくお願いします！！ (2020年4月3日 7時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年2月10日 22時
