三百三十番星 ページ10
ハウザー「お前、その姿は……!
つか、一緒に行くって本気かよ!?」
『勿論本気だ』
ギル「貴女でも危険だ!〈十戒〉相手に、十秒も持ち堪えなければならないなんて…」
キング「二人の言う通りだ。オイラも反対だよ」
ハウザーやギル、キング殿は、私を心配して言ってくれているのだ。目を見れば分かる。
けど私も大概頑固な性格をしているのだ。引き下がるつもりは無い。
『行くったら行く』
マーリン「本人がそう言っているのだ、行かせてやればいいじゃないか」
『流石はマーリン姉様、分かってらっしゃる』
ヘンディ「マーリン殿まで!」
マーリンの一言により、反対の声はより大きくなる。はぁ、とため息をついて目を閉じる。ありったけの魔力を、解き放てーーーーー!!
・
刹那
ブワッと私を中心に風が巻き起こる。
周りにいる全員が、体の自由を奪われる。
驚き、不安、恐怖、命の危機……圧倒的な力を前にして体が言うことを聞かないのだ。
額から生える角、身体中に現れる痣、冷たい瞳。
それから、一束の群青色を残した
________『
力で黙らせる。これが一番手っ取り早い。
少し怯んでもらえれば良かったのだが…いきなり過ぎただろうか。
それもそうだ。あの魔神族の血を継ぐ力なのだから。
『怖がらせてすまない。だが、こうでもしないと黙ってもらえないだろう?
〈十戒〉を見ておきたいんだ。これから倒すべき敵を、この目で』
この姿は長くは持たない。だからこんな風に油を売っている暇はない。私の力が、〈十戒〉に何処まで通用するのか確かめたいのだ。
『それにメリオダスが居る。絶対大丈夫だ』
だろ?とメリオダスに視線を送ると、にししっと笑って私の手を引いた。
メリオダス「勿論だ!
皆心配すんな!ほんの挨拶に行ってくるだけだ。つーわけで、行ってくる!!」
異議を唱える暇もなく、マーリンの魔術によって私達は〈十戒〉の元へ移転した。
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ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ほんとにいつもありがとうございます!!超励みになります😭✨更新不定期なのに待っていてくださって、ほんと感謝です!!!これからもよろしくお願いします〜💖💖 (2023年3月11日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» ハートの通知は区切りのいいとき(10個押されました、など)に来るようになってます!誰が押したかはわからないです!いえいえ全然!!こはねさんはいつもコメントくださるので嬉しいです!!コメント1つでハート100個分くらいの嬉しさがあります💞 (2023年3月11日 23時) (レス) @page48 id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 来るんだったら、私こんなにコメントしてくる癖にハート押さずに終わるなんて酷すぎないか、、!?と思ったところです、、、、。 (2023年3月11日 23時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 私続きが気になりすぎて、ハート押さずにすぐ次にいくんですけど、ハート押したらこはねさんがハート押しました的な通知って来るんですかね、、?? (2023年3月11日 23時) (レス) @page47 id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
ミルクレープ(プロフ) - こはねさん» この終わり方自分的に大満足だったのでそう言っていただけて嬉しいですෆ この先ちょっとストーリーが精神的ダメージ大きいので…何回か書き直すかもです……。どんどん更新していきますね!コメントありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝ (2023年3月9日 23時) (レス) id: fa8d766c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルクレープ | 作成日時:2022年8月16日 13時