O side ページ33
「本当に、いいんだな…？」
「…はい」
所長は、俺たちが2、3日考えてから答えを出すだろうと思っていたらしい。
みんなに話しをした後、仕事帰りにそのまま事務所に行ったら少し驚いているようだった。
「そうか…それはありがたい。彼らには、話しをしたのか？」
「えぇ。みんな、俺たちについて来てくれると」
その言葉に、さらに所長は怪訝な顔をして。
「ついて行く…？」
まぁ、そりゃ驚くだろうけど。
「かなり危険だとは思っています。そのことを踏まえた上で、3人は俺たちについて来てくれると言ったんです。絶対無茶はしないと言う約束で、一緒に行くことにしました」
翔が言ってくれた方が、確実に説得力あるな…。
翔の説得には、所長も渋々納得してくれて。
「うん…そうか、お前たちがそう言うなら…信じよう」
そう。
3人は俺たちを信じてついて来てくれたんだ。
何が何でも守りきってみせる。
「絶対守りますから…！」
自分に言い聞かせるように言った。
「気を付けるんだぞ…絶対、絶対に無理だけはしないようにな……！」
何だか、所長が涙ぐんでいるようにも見えた。
「はい。行ってきます…！」
所長室を後にしようとした時、また所長に呼び止められた。
「すまんが、もう1つ…翔に話があるんだが…いいかな」
翔に…。また……？
「えぇ。じゃあ、車で待ってるから」
「うん、ありがと」
翔を残し、1人で事務所前に停めた車で待機することにした。
「あれ？翔くんは？」
車に乗り込むとすぐに、後部席に乗ってる相葉ちゃんが言ってきた。
「ちょっと所長が話があるんだって」
それだけ答えた。
いよいよ戦いが始まる。
あの頃は怖くて怖くて仕方なかった。
考えるだけで震えが止まらなくて。
涙が出たこともあった。
今は…。
そりゃあ、今だって怖いよ？
だけど不思議とあの頃みたいな恐怖を感じないんだ。
翔がいる。
ニノが。松潤が。相葉ちゃんが。
そばにいてくれるもん。
それだけだよ？それだけなのに。
こんなにも自分が強くなれたんだ。
「よしっ、やってやるぞ」
誰にも聞こえないように、そっと呟いた。
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ほっぺ大福(プロフ) - 美唯さん» 今年もよろしくお願いします(*^^*)もうすぐ移行となりますが、良かったら読んでやって下さい！ (2016年1月2日 17時) (
レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - あけましておめでとうございます(笑)また続き楽しみにしてますね(笑) (2016年1月1日 8時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ大福(プロフ) - 羅瑠亜さん» ありがとうございます(*^^*) 一応受験生なもので…(-_-;)更新遅くなるかも知れませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2015年12月12日 22時) (レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 一気に読んでしまいました。とても面白かったです。勉学に小説に...とお疲れ様です＾＾応援しています。 (2015年12月12日 12時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 智くん大丈夫かな…？｡続き楽しみにしてますね(笑) (2015年12月9日 16時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2015年12月4日 15時
