今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:23,491 hit
小｜中｜大
空白が三十三。 ページ34
「この声...」
「院長の娘、って呼ばれてた子だよね」
敦と太宰が顔を見合わせる。
「探偵社員全員を集めろ！俺は社長に話してくる」
「はい！」
国木田が云い、三人は別々に走った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「おい、どういうことだよ」
彼が興奮を抑えようともせず瞳孔の開いためでAを睨んでいた。
「何が？」
冷静に返すAは、本当は彼が何をどうして怒っているのか、判っていた。
それでも、不安を隠すように、時間稼ぎの為に、何処までもしらを切った。
彼はどう云おうか迷っているようだった。
どう云おうと、事実は同じで、Aがやった罪の重さは本人が一番判っていたから、彼が何を云ったところで何も変わらない。
「昨日お前は全員を...！全員殺したのか！？」
叫んだ声は、掠れていて、勢い任せに出した声なのが直ぐに判った。怒声の大きさに怯みそうになった。それを抑えて、平然と「そうだけど」と応える。
「何でだよ！今日乗り込むって云ってたのは......否、何が目的だ！？」
「敦を、守る為」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるくてぃー | 作成日時：2019年9月8日 13時
