海が9 ページ11
「はぁっはあっはあっ！」
「本当っに体力ねーなぁA。そのくせして短距離は速ぇーし」
「うるさいなぁ……！」
Aと千鶴は言い合いをしながら希望の丘へと向かった。するとー
「ギュワァァァァッ！」
突然の奇声が2人を襲った。
「げっ海獣だ！A、逃げるぞ！」
「へっ？きゃあ！」
Aは間一髪、海獣ドルンダの攻撃をかわす。
「ここ、希望の丘だ！A、俺、さっき希望の丘っていう看板を見たんだ！」←
「見たなら言いやがれ‼(怒」
すぐ後ろにドルンダが迫る。
「千鶴！危ない！」
Aの体から、オーラが溢れ、手のひらから水の弾丸が放たれた。
「⁉」
弾丸はドルンダに当たったが、立ち上がる。
「うそっ！」
「やべっ！」
「ギュウワァー！」
2人は逃げて逃げて逃げ回る。ドルンダはAに手を伸ばした。
「Aに近づくんじゃねぇ‼」
千鶴にもオーラが溢れ、水の濁流が押し寄せた。しかし、またまたドルンダは巨体を翻して攻撃を避けた。
「なっ……！」
「図体でかいくせして早ぇのかよ」
もうダメかと思った瞬間、その時だ。
2人の人影が見えた。Aと千鶴は同時に言う。
「「お姉ちゃん⁉/兄貴⁉」」
そこにいたのはAの姉、亜里沙と千鶴の兄、千歳だった。
「悪いなA、大丈夫。アタシが来たからな！」
「千鶴、悪いな。お前らが来ないとダメでさぁ。でも、おかげで今は亜里沙と付き合えてるんだよね」
なっ！と亜里沙は顔を赤らめて言う。
Aの姉と千鶴の兄は半年前に海に落ち、その後、行方不明になっていたのだ。
Aは安堵のため息をつき、ドルンダを見て呟く。
「ドルンダ……。どうすればいいのかな……？」
姫の覚醒と千鶴がぼやいた。
「え？」
Aは驚いて、千鶴を見る。
「……ッA、その……俺は…」
千鶴が何かを言いかける。
すると、2人の背後に大きな穴が現れた。
「な、ナニコレ⁉す、吸い込まれる……ッ！」
「A‼くっ……俺もだ……うわっ！」
「A、千鶴！ここはアタシと千鶴に任せろ！必ず戻ってこいぞ！」
「ああ。任せておけ、千鶴、A！」
Aと千鶴はそれぞれ、穴に落ちていった。
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水無月梅雨(プロフ) - 分かりました。教えていただき、ありがとうございます (2021年3月3日 7時) (
レス) id: 7077dc23a8 (このIDを非表示/違反報告)
理紗@プロフ一部更新(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私のCSSを変えていただけないでしょうか？どうやら再配布禁止の画像を使っていたので申し訳ないですが。大変ご迷惑をかけしました。全部が違反した分けではないのですが保証も出来ないのでよろしくお願いします (2021年3月3日 3時) (レス) id: c9fefc2be8 (このIDを非表示/違反報告)
水無月梅雨(プロフ) - ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年11月3日 10時) (レス) id: 0b696e993f (このIDを非表示/違反報告)
橘 葵衣 - 続きが楽しみです。これからも頑張って下さい！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: bbcf5d6d19 (このIDを非表示/違反報告)
ロジャーさん月になって - 頑張って。更新してくださいね。 (2020年11月1日 19時) (レス) id: 02b5762701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月梅雨 | 作成日時：2020年9月12日 16時
