6話 ページ6
『んんー、疲れた…』
荷解きを終えた私は腕を組んでぐっと伸びをする。
部屋に着いてから休みもせず中腰で作業して痛くなった腰によく効く。
お腹すいたな。そういえば作業に集中していてご飯を食べていない。エルザさんはお腹がすいたら寮内の食堂を使うと良いって言っていたけど、この時間から空いているのだろうか。
そんなことを考えていると、玄関からバンッと音がした。
突然の音に驚いて固まっていると、可愛らしい女の子が入ってきた。その女の子はこちらに駆け寄って私の手をとる。
？「同室ちゃんやっと来たー！！！」
『…えっ？』
同室ちゃん？つまりこの子は私の相部屋の相手か。
？「入学式から部屋に一人で寂しかったの！！会えて嬉しい！！！」
『あ、私風邪ひいちゃって入学式に出れなかったんだ』
ma「そうだったの、大変だったね…。あ、私の名前はマリー！あなた特待生枠の平民よね？？私もなの！！えっと…あなたのお名前なんていうの？」
『わ、私はA』
ma「Aちゃんね！素敵な名前ね！」
この子勢いがすごい。一人でマシンガントーク繰り広げてる。私の友達にこの手のタイプは居なかったので、勢いに押されてしまう。
ma「私あなたにずっと会いたかったの！入学試験次席で合格した子ってあなたのことでしょ？」
『えっと、うん。そうかな』
そう答えるとマリーは「すごーい！！」と目を輝かせる。
そう、実は私、入学試験で2番目の成績だったらしい。
入学式に主席の子がもし出れないときは、私が代表として話をする予定だったんだけど、私の方が休んでしまった。
『そういえば、主席の子ってどんな子だった？』
今回の試験は私の得意な範囲が多く出たから良い点を取れたので、そんな私よりも上の点数を取っている子がいると知って気になって仕方がなかったのだ。
ma「あぁ、きりやんくんって言う王宮かかりつけのお医者さんのご子息ね。金髪に眼鏡をかけているんだけど、すごくカッコいい上に頭もいいから女子は皆きゃーきゃー言ってるよ」
『そうなんだ…教えてくれてありがとう』
きりやんくんか。是非とも勉強方法を聞きたいな。
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こんにちは、作者です。
やっとメンバーの一人が名前のみ登場しましたね。前置きが長くなってしまい申し訳ない限りです。
夢主ちゃんやマリーの口調が大人びている気がしますが、子供って10歳頃から敬語を使えるようになるらしいのでギリセーフです。
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紫築(プロフ) - Mentaikoさん» うわー誰だそれ！ご指摘ありがとうございます、助かります…！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - あの.....番外編�い里箸海蹇�[描いてあったのはスタイルくんの似顔絵]になってますよ...！ (2023年2月2日 6時) (レス) @page38 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！気長に待っていて下さると嬉しいです🥰 (2023年1月27日 22時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
雫 - ぬぅうわあああ、むっちゃ続き気になります! 面白いです🤣 (2023年1月27日 20時) (レス) @page29 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます…！最近忙しくてあまり更新できず申し訳ないです…！構成がまとまり次第、少しずつ書いていこうと思います…！！ (2022年10月11日 23時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫築 | 作成日時：2022年9月16日 2時
