17話 ページ19
夢主side
『な"っ…かむくん…』
na「ごめん、今ちょっといい？」
『今！？大丈夫じゃ………大丈夫です…』
マリーもいるし迷惑はかけられないと断ろうとしたが、マリーが千切れるんじゃないかと思うほど首を横に振ってきたので出来なかった。
確かに変に断って角が立つのもごめんだよね。
『…ところでどうした、んですか…』
na「なにその敬語？やめてよ同い年じゃん」
どこに親衛隊がいるかわからない以上、せめて敬語はつけたかったが、眉を下げて敬語を外してほしいと頼まれては聞き入れるしかない。
『…で、本当にどうしたの？』
na「俺の友達紹介しようと思って」
『え！？？』
何がどうしてそうなった。
慌ててマリーの方を見ると、驚くほどに息を顰めて存在感を消していた。……あれ、驚きのあまり卒倒してる、とかじゃないよね。
na「こっちがきりやんとスマイル。話聞いた感じ、今日会ったらしいね？そんでこっちがぶるーくにシャークんにきんとき」
br「へぇ〜！君が例のAちゃんか〜」
『ど、どうも…』
え？本当にどうしよう。
今日初めて会ったなかむくんから、何故私は噂の人気者6人組を紹介されているんだ？？？
『あの…何故紹介する流れになったんですかね…』
na「うん？それはね、俺たちのことを知らなそうだったから！」
血の気がサーッと引いていくのを感じる。
昨日マリーから学園で気をつけることについてもっと聞いておくんだった…！
『ほんとごめんなさいまさか王子様だとはつゆ知らず…学園に入学するまでは教材と睨めっこしてばかりだったもので…』
頭を下げながら言い訳をつらつらと並べていく。
na「いやいや、そういうのじゃなくて、珍しくて面白いなーって！ていうか、そんなに勉強してたんなら、入学試験次席も頷けるね」
kr「え！？もしかして次席入学の特待生の平民って君！？」
『まぁ一応…』
「へぇ〜」なんて言いながら皆さんが顔を覗き込んでくる。
やめてくれぇ…！！
視線をウロウロとさせていると、皆さんの後ろの方に深海のように暗くも美しい青色の瞳と目が合った。
その人…きんときくんは何故かこちらを睨んでいた。え？私何かした…？
kn「なかむ、俺今度こそ部屋に戻るから」
na「…わかった、みんな、そろそろ行くよ。Aもいきなり来てごめんね」
『…ううん、大丈夫だよ』
なかむくんの一言で、彼らはおとなしく帰って行った。
私はしばらく、あのどこか怯えているような青色の瞳が忘れられなかった。
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紫築(プロフ) - Mentaikoさん» うわー誰だそれ！ご指摘ありがとうございます、助かります…！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - あの.....番外編�い里箸海蹇�[描いてあったのはスタイルくんの似顔絵]になってますよ...！ (2023年2月2日 6時) (レス) @page38 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！気長に待っていて下さると嬉しいです🥰 (2023年1月27日 22時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
雫 - ぬぅうわあああ、むっちゃ続き気になります! 面白いです🤣 (2023年1月27日 20時) (レス) @page29 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます…！最近忙しくてあまり更新できず申し訳ないです…！構成がまとまり次第、少しずつ書いていこうと思います…！！ (2022年10月11日 23時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫築 | 作成日時：2022年9月16日 2時
