15話 ページ16
na side
kr「なかむのクラスにさ、Aって子いる？」
いつものように6人揃って食堂で夕ご飯を食べていると、きりやんがそう聞いてきた。
na「いるけど……なに、どうかしたの？」
kr「いや、どんな子なのかなって」
br「えー？やんさんが女の子に興味持つなんて珍しいじゃーん！」
話を聞いたぶるーくが面白がって「どんな子なのか僕も気になる！」とこちらに目線を向けてくる。
na「…大分世間知らずっぽい。俺のことも知らなかったし」
kr「え！？なかむのこと知らない奴なんてこの学園にいるの！？」
na「俺も正直びっくりしたんだよね。だってあの子の中の俺の印象、"食堂でデザートいっぱい食べてた人"だよ！？俺もうおかしくってさぁ」
思い出したらまた笑えてきた。
物心ついた頃には既に、周りには媚びを売ってくるか憎悪の目で見てくる人間しか居なかった俺にとって、そんな風に普通の男の子として見てくれる存在は初めてだったから。
br「確かにそれは世間知らずだなぁ笑」
ぶるーくがゲラゲラと笑っているのをチラリと見てからきりやんに視線を移す。
na「きりやんは何でそんなこと聞いてきたの？」
kr「今日なかむのクラスの前でその子と会ったんだけど、俺のこときりやんくんさんって呼んでくるわ、そそくさと逃げちゃうわで、流石に気になっちゃったよね」
na「え、きりやん逃げられたの笑笑」
kr「うるせぇ笑うな！」
俺のことすら知らないのにきりやんのことを知ってるとは考えにくいし、俺とは普通に会話してたことを思うと、一緒にいたあの友達から何か言われたのかな？
そんなことを考えていると、スマイルが顔をあげた。
sm「そいつ、俺も図書館で会ったわ」
na「え！？スマイルも！？？」
sm「そいつ、将来王立図書館の司書になりたいんだと。俺が司書長の息子と知るや否や、俺に図書館の案内と解説を求めてきた」
br「えーやばぁ笑笑」
kr「やっぱ変な子じゃん笑笑笑」
sh「てかお前らなんでそんな代わる代わる同一人物に遭遇してんだよ笑笑笑」
br「そうだよ！僕も見てみたい！」
俺たちが盛り上がっていると、それまでずっと黙っていたきんときがピシャリと言い放った。
kn「そいつ、本当に信用できるの？」
別に知らなくても問題ない制服について※イラスト注意→←14話
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紫築(プロフ) - Mentaikoさん» うわー誰だそれ！ご指摘ありがとうございます、助かります…！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - あの.....番外編�い里箸海蹇�[描いてあったのはスタイルくんの似顔絵]になってますよ...！ (2023年2月2日 6時) (レス) @page38 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！気長に待っていて下さると嬉しいです🥰 (2023年1月27日 22時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
雫 - ぬぅうわあああ、むっちゃ続き気になります! 面白いです🤣 (2023年1月27日 20時) (レス) @page29 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます…！最近忙しくてあまり更新できず申し訳ないです…！構成がまとまり次第、少しずつ書いていこうと思います…！！ (2022年10月11日 23時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫築 | 作成日時：2022年9月16日 2時
