1 椎名sideー入試編ー ページ4
【2月某日】
ある人に連れられやってきたのは
都内にあるどこかの広い施設
大きな門に厳重な警備
危うく常備していた木刀を没収されそうになった
「広いから迷子にならないように」
『善処します』
決して冗談とかではなく
めっぽう方向感覚に弱い私は
この人と離れたら間違いなく迷子確定の為
絶対はぐれないようしっかり後ろをついて歩く
歩き始めて30分は経った頃
前方の人物が歩みを止めてある扉を開いた
根津｢有楽君！よく来てくれたね！｣
有楽｢ご無沙汰しております。根津さん｣
根津｢元気そうでなにより！その子が君の言ってた？｣
そう言って向けられた視線は私の方へと
｢挨拶！｣と、有楽さんに促され口を開いたものの
なんだろう、このなんとも言えない違和感
『初めまして、椎名Aです』
根津｢初めまして！
僕はここ、雄英高校の校長を務める根津だよ！｣
『校長･･･？』
根津｢そう！校長！！｣
(その姿で･･･。)
どう見てもねずみだよ。この人
見た目完全にゆるキャラマスコット的な感じだよ
有楽さんも突っ込まないし
きっと触れちゃいけないことなんだろうから触れないけど
有楽｢それでこの子を雄英高校に入学させるって話なんですが｣
根津｢おーけぃおけぃ！
古くからの友人である君の頼みなら快く受け入れよう｣
トントン拍子で進んでいく話を
BGMのように聞き流していたら
バッチリと大きな黒い瞳と目があった
根津｢ところで君は納得しているのかい？｣
『･･･納得？』
なんでそんなことを聞くのだろう？
もう話は固まっているのだから
私の意見なんて必要無いのに
有楽｢A｣
『はい。私は従うのみですから』
根津｢従順だね｣
ここでの従順が褒め言葉なのかは定かではないが
それが命令ならば
私に拒否権はないし、するつもりもない
根津｢では書類は後々郵送するから
また2月27日、朝9時にここの部屋に来てね｣
『了解しました』
こうして特に理由も分からないまま
私の高校入学はあっけなく決まったのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 621人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lin(プロフ) - ぽんさん» めちゃめちゃ嬉しいコメントありがとうございますっ！！ ヒロアカにハマりすぎてスピード更新頑張ってるので楽しんでもらえていたら嬉しいです^^* (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 続きが気になるぅぅぅぅ…あ、初コメ失礼します(土下座)めっちゃ面白い作品に出会った…更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 20584b11a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
