元帝光中の愛され姫【黒バス】 (ページ39)

今日:4 hit、昨日:36 hit、合計:104,843 hit

ちょっこレートページ39

夕方になり練習が終わると涼太はギャラリーの女子たちにキラスマを振りまきながらすぐさま飛んできた。

｢お待たせしましたっス！！｣

『お疲れ様、涼太(^^)』

急に顔を赤くして口を抑えるから何事かと思えば

｢……すっごいジャージ似合ってるっスよ…｣

『え。あっ、、ありがとう……(照』

急に褒めて下さりました、はい。笑

そしてまた急にぎゅううっと腰に手を回されて抱きしめられる。ので、本日2度目の首を傾げる。

｢……このまま海常に来ちゃえばいいのに…｣

最近ずっと悲しそうに笑うなぁ…

｢そんなの通用しないよっ！涼太！！

さっ、いこ！｣

手を引っ張って歩き出すと〝本気なのに…〟ってボソッと聞こえたけど、もう聞こえないふりをした。

負けてからなんだか変わったみたい、真に受けてたら惹かれちゃう。ダメダメ。

近くの公園の噴水の前に座って、買ってきたチョコ見せれば目を輝かせて喜んでいた。

｢これっ！話題のっスよね！！！！！｣

『そうそう！！！！』

｢アーンしてくださいっス｣

『っええ？！……まあ涼太頑張ってたし…』

あーんってするとニコニコしながらパクッと食べて再び目を輝かせる。

そんなに美味しの？！？！

『じゃあ私も……｢っあー！それ俺も食べたかったっス……｣…ええ？！？！』

食べちゃったごめんねっと謝ると、顎に手を当て悩む素振りをして、でもすぐにひらめいた様子。

なんだなんだと思ってると、スっと後頭部に腕を回されて、合わさる唇。

『？！りょっ……ん～、』

ビックリして口を開けた隙を逃さずさっきまで食べてたチョコを盗られた。

｢やっぱりおいしいっス、チョコもAっちも｣

月の光に照らされて、妖しく微笑む涼太が美しく見える。

『っ……またそうやって…からかって…！』

口を押さえて、言うと急に真剣な顔になった。

｢ふざけてないっス。Aっちの事ずっと好きだったっス。

他にも、言って来てる人いるんじゃないっスか？？

キセキの世代で。｣

なんでもお見通しかのように言うところにドキリっと心臓が音を立てて、目を見開くと、俺の事も頭に入れておいてねっとおでこにチュッとされる。

もう遅いからと駅まで送って貰って帰ってきたけど頭はパンク寸前です。