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2話 ページ5
「はぁ、もう嫌になっちゃう」
「もう少しの辛抱です、神子とお分かりになられてから1年以内には許婚となる人が現れますよ」
「そうだといいけどね〜」
美しい着物を纏ったお嬢様
そのお姿は女の私でも見惚れるほど美しい
「ねえねえ、平民とのお見合いは駄目なの〜?」
「駄目、ということはございませんが旦那様がご反対されるかと」
「お父様、厳しいからね〜」
「そうでございますね」
「お母様は平民出身だし、許してほしいよね〜」
「奥様が平民だからこそ、というのはございますよね」
「どういうこと?」
「今までご自身がご苦労なされたことを娘であるお嬢様にさせたくはない、と言った所でしょうか」
「お父様ならありえそうね」
「そうでございますね」
「よし、ご飯いってくるね〜」
「はい、いってらっしゃいませ」
私はお嬢様のネグりジェを片付け、部屋の掃除を始めた
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時:2020年1月2日 2時