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26話 ページ29

「柊家は安泰だな、長女もしっかりしておるだろう」


「はい」


「昴様、そろそろ」


「そうだな、Aも長居はできないだろう」


「ありがたき心遣いです」


「Aさん」


「はい、なんでございますか?」


「よければだけど、私と“友人”になっていただけないかしら?」


「え」

思わず声が出た

奥方様と友人関係に?

おこがましいけど断るのも無礼

受けるしかないね


「迷惑ならいいのよ」


「いえ、是非よろしくお願いいたします」


「よかったわ!!何度かお呼びしても?」


「はい、構いません」


「やったわ!昴様!」


「よかったな、Aとなら僕も安心だ」


「そうですわ!」

これからは更に言葉遣いに気をつけないと

気を引き締めないと

「また今度会いましょうね、Aさん」


「はい、失礼いたします」

私は深く頭を下げ、御簾を出た

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設定タグ:貴族 , 平安、明治 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2020年1月2日 2時

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