今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:9,000 hit
小｜中｜大
１４話 ページ17
「間に合うかな」
正直日没までぎりぎり
なんでそんなに日没にこだわるかって？
それは、夜に“物の怪”が出るから
日没を過ぎれば、特に女は出歩いてはいけない
“喰われて”しまう可能性があるから
「はっはっ」
走るのは下品に見えてしまうので早足で屋敷へ急ぐ
「ふぅ」
人通りがなくなると走り、ぎりぎり間に合いそうだ
「キャーー！！」
「え、何？」
豪華な馬車を黒い影が覆っている
「助けなきゃっ」
私は風呂敷をその場に置き、走って馬車へ向かった
「大丈夫ですか！？」
「うぅ、ここよ！」
「っ」
そこには美しい十二単に身を包んでいる女性が
巨大な角の生えた物の怪に襲われている光景だった
「危ない！」
大きな爪のような物で引っかかれそうになっていた
私は女性と物の怪の間に入り、女性を庇った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：伊東と田中 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/
作成日時：2020年1月2日 2時
